『2023アジア選手権トラック』マレーシア・ニライ大会。6月18日に行われた男子マディソンでは窪木一茂/今村駿介のペアが力の差を見せて大勝を果たした。2022年に続き、2年連続のアジアの頂上へと上り詰めたレースをお伝えする。

男子マディソンにはアジアから12チームが参加。日本からは2022年と同様、窪木一茂と今村駿介がペアとなり、2年連続でのアジアのトップを狙う。レースはトラック120周回、スプリント周回が12回、距離は30kmで実施された。

マディソンルール

前半は着実に、後半は激しくチャンピオンペアの実力を発揮

窪木一茂, 男子マディソン, MEN’S Madison, 2023アジア選手権トラック, 2023 Asian Track Championships Nilai, Malaysia

窪木一茂

レースがスタートすると、窪木と今村が積極的に集団の前方で走り、着実に1着5ポイントを加算していく展開となる。 1回目~5回目のポイント周回を全て1着で通過し、他のチームを引き離すことに成功した前半のレース。

中盤に入ると1周追い抜きを成功させて、追加で20ポイントを獲得。そして集団内に戻ると1着5ポイントを更に加算していった。

迎えた終盤、残り10周を切って、71ポイントを得ていた日本は、34ポイントの香港チームと大差を開いて事実上の優勝を決めていたが、更にペースを上げていく。

今村駿介, 男子マディソン, MEN’S Madison, 2023アジア選手権トラック, 2023 Asian Track Championships Nilai, Malaysia

今村駿介

残り5周ほどで集団を再度追い抜くことに成功し、追加で20ポイントを獲得。そして集団内では最終周回となる最後のポイント周回で2着6ポイントを加算。

窪木一茂, 男子マディソン, MEN’S Madison, 2023アジア選手権トラック, 2023 Asian Track Championships Nilai, Malaysia

窪木一茂

今村駿介, 男子マディソン, MEN’S Madison, 2023アジア選手権トラック, 2023 Asian Track Championships Nilai, Malaysia

今村駿介

最終を97ポイントとして、出場した他の国へ大差をつけて、窪木&今村ペアが2年連続となるアジアチャンピオンの座に輝いた。 2位は香港チーム(44ポイント)、3位はインドネシアチーム(37ポイント)。

梁嘉儒 リャン・カーユー, LEUNG Ka Yu, 梁峻榮 リャン・チュンウィン, LEUNG Chun Wing, HKG, 男子マディソン, MEN’S Madison, 2023アジア選手権トラック, 2023 Asian Track Championships Nilai, Malaysia

2位 香港ペア

バーナード・ヴァン アールト, VAN AERT Bernard Benyamin, テリー・クスマ, KUSUMA Terry Yudha, INA, 男子マディソン, MEN’S Madison, 2023アジア選手権トラック, 2023 Asian Track Championships Nilai, Malaysia

3位 インドネシアペア

優勝:窪木一茂&今村駿介ペア インタビュー

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