3月14日からエジプト・カイロで開催される『2023ネーションズカップ第2戦』。「2024パリオリンピック」への出場をかけた重要な1戦だ。

この記事では『2023ネーションズカップ第2戦』に出場予定の「2004年・2005年生まれの選手」から、注目選手をピックアップしご紹介する。

なぜ「2004年・2005年生まれの選手」?

以下のように生まれた年でカテゴリー分けされているトラック競技。しかし、ジュニアの選手でも18歳以上であれば、エリートの大会への出場が認められている*。

ジュニアカテゴリー その年に17歳・18歳を迎える選手
エリートカテゴリー その年に19歳を迎える選手 + 19歳以上の選手

つまり2023年に19歳になる2004年生まれの選手と、2005年生まれでも誕生日を迎えて18歳になっている選手は、エリートカテゴリーの大会に出場することができるということ。言うなれば「エリートカテゴリーデビュー」の世代である。

本記事ではネーションズカップ第2戦にエントリーしている選手のうち、2022年のジュニア主要大会でメダルを獲得した若手選手たちをご紹介する。

UCI Regulations TRACK RACES 3.2.001

『2023ネーションズカップ第2戦』エントリーリスト(2023年3月1日更新版)

短距離女子

ユアン・リイン(中国・2005年生まれ)

(左から)グオ・ユーファン、バオ・シャンジュー、ユアン・リイン

『2023ネーションズカップ第1戦』の女子チームスプリント銀メダルに獲得メンバーである、中国のユアン・リイン。2022年からエリートの世界選手権やネーションズカップでもメダルを獲得しきた彼女だが、実は2005年4月生まれの弱冠17歳

ユアン・リイン含む女子チームスプリント強豪国・中国が、次はどんな成績を残すか注目したい。

大会名 種目 順位
2022年 世界選手権トラック(エリート) チームスプリント 2位
ネーションズカップ第3戦 チームスプリント
500mTT
優勝
3位
2023年 ネーションズカップ第1戦 チームスプリント
スプリント
2位
18位

アンナ・ヤボルニコバ(チェコ・2004年生まれ)

大会名 種目 順位
2022年 世界選手権トラック(ジュニア) ケイリン
チームスプリント
3位
3位
ヨーロッパ選手権(ジュニア) ケイリン
チームスプリント
優勝
2位
2023年 ネーションズカップ第1戦 ケイリン 19位

世界記録・アルカンシェル保持者続々「中長距離」

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