「ネーションズカップ」ってどんな大会?

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ネーションズカップ第1戦は初心者にやさしい?

ここまでネーションズカップが「オリンピックに向けていかに重要な大会か」をお伝えしてきた。じゃあ実際に見てみようかな……となったとして、「種目が多い!」「大会期間が長い!」「時差が無理!」となりがちなのが自転車トラック競技。

ところが2月に実施される『ネーションズカップ第1戦』は、トラック競技初心者の方にも比較的トライしやすい大会だと言えるだろう。2つのポイントでご紹介する。

1:種目数が少なく、コンパクト

今回実施されるのは「短距離:3種目」「中長距離:4種目」のわずか7種目(それぞれ男女別で実施されるので、総実施数は14種目)。これまでは短距離・中長距離合わせて10種目前後が実施されていたが、今回はオリンピック種目を中心としたラインナップとなっている。

短距離 スプリント 1対1のスピード勝負 ▶︎ルール解説
ケイリン 日本の「競輪」が元となった種目 ▶︎ルール解説
チームスプリント 3人チームで競う ▶︎ルール解説
中長距離 エリミネーション 最後尾の選手が除外されるサバイバルレース
オムニアム 4種目の総合成績で競う ▶︎ルール解説
マディソン ペアで実施 ▶︎ルール解説
チームパシュート 4人チームで行う「団体追い抜き」 ▶︎ルール解説

種目数が少ない分、大会期間も約3日と非常にコンパクト。オリンピック種目が中心ということで「パリに向けて勉強しておこう」という方にももってこいだ。

2:時差が少ない!

大会タイムスケジュール

現地時間
2月23日 18:00〜21:15
2月24日 14:00〜16:54
18:00〜21:05
2月25日 12:30〜17:08
18:00〜21:25
2月26日 9:00〜13:54
15:00〜18:41

Competition Programme(PDF)直前に変更の可能性あり。

ネーションズカップ第1戦が開催されるのはインドネシア・ジャカルタ。日本との時差はわずか2時間。つまり上記の「大会タイムスケジュール」から+2時間すると日本時間となる……ということは、一番遅く終わるプログラムでも日付を跨がずに観戦できることとなる。

眠い目を擦らずとも、現地の選手たちと同じ温度感で大会を楽しむことができそうだ。

過去にはTISSOT TRACK TVなどで配信が行われていた。リアルタイムで観戦するための情報は、わかり次第お伝えしていく。

パリへ向けて、緊張感の高まるシーズンへ

いよいよ本格スタートする2023シーズン。パリオリンピックに向けて、どの選手も最高潮の緊張感で挑むことになるだろう。

日本からどの選手が出場するのか、海外選手としてはどんな選手が出場するのか、配信情報は……などなど、随時情報が揃い次第お伝えしていく予定だ。