男子エリート
200周、50kmで実施された男子マディソンを制したのは、キーランド・オブライエンとグレアム・フリズリーのペア。
キーランド・オブライエンは東京オリンピック男子チームパシュートにて、思わぬアクシデントに見舞われるも銅メダルを獲得したオーストラリアメンバーの1人。
グレアム・フリズリーは『2022オセアニア選手権』にてチームパシュート・エリミネーションの2冠を達成した選手だ。その他2022年のネーションズカップ第2戦のチームパシュートでも優勝している。
2位に続いたのはともに20歳のオリバー・ブレディンとブレイク・アニョレットのコンビ。最終ポイント周回まで1位を維持していたものの、最後に逆転され2ポイント差で国内タイトルを逃す悔しい結果となった。
カート・イーサーと、既に2022年国内タイトル3冠と大陸タイトル2冠を保持し、グレアム・フリズリーらと2022年のネーションズカップ第2戦のチームパシュートで優勝したジョシュ・ダフィーのペアが3位に入っている。
以上主に男子チームパシュートでも活躍しているメンバーが、マディソンの表彰台を獲得する結果となった。
東京オリンピック銅メダリストのアレクサンダー・ポーターが現役を引退し、1つ空席ができたオーストラリア男子中長距離チーム。2023年シーズンでは誰が国際舞台で活躍するのか、要注目だ。
順位 | 選手名 | ポイント | |
1位 | キーランド・オブライエン グレアム・フリズリー |
KELLAND O’BRIEN GRAEME FRISLIE |
62ポイント |
2位 | オリバー・ブレディン ブレイク・アニョレット |
OLIVER BLEDDYN BLAKE AGNOLETTO |
60ポイント |
3位 | ジョシュ・ダフィー カート・イーサー |
JOSHUA DUFFY KURT EATHER |
43ポイント |
女子エリート
120周、30kmで争われた女子マディソンを制したのはアレクサンドラ・マンリーとジョージア・バーカーのペア。2人ともUCIウィメンズワールドチーム「Team BikeExchange – Jayco*」に所属しロードでも活躍する選手。
『2022世界選手権ロード』ではオーストラリア代表としてチームタイムトライアルに出場し、銅メダルを勝ち取った。一方『2022世界選手権(トラック)』のマディソンでは4位でフィニッシュしており、表彰台にあと一歩まで迫っている。ロード・トラックの2競技において、チームメイトととして共に結果を残しているペアだ。
※「Team BikeExchange – Jayco」は2022年シーズンのチーム名
その他アレクサンドラ・マンリーは2022年のネーションズカップにも出場し、マディソンで銀メダル、オムニアムで銅メダルを獲得している。2023年でも世界トップレベルの活躍が期待される2選手だ。
2位にはクロエ・モーランとローレン・ペリーのペア。クロエ・モーランは2022年に国内タイトル3冠、大陸タイトル2冠を達成し、ネーションズカップ(第2戦)でもチームパシュートと、アレクサンドラ・マンリーと出場したマディソンの2種目で銀メダルを獲得している。その活躍が評価され、2022年のトラックチャンピオンズリーグにも招待を受け出場を果たした。
3位にはともに19歳のアリ・アンダーソンとアリッサ・ポライツが入った。
順位 | 選手名 | ポイント | |
1位 | アレクサンドラ・マンリー ジョージア・バーカー |
ALEXANDRA MANLY GEORGIA BAKER |
71ポイント |
2位 | クロエ・モーラン ローレン・ペリー |
CHLOE MORAN LAUREN PERRY |
36ポイント |
3位 | アリ・アンダーソン アリッサ・ポライツ |
ALLI ANDERSON ALYSSA POLITES |
22ポイント |