全種目で成長、数年後には表彰台へ

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パワーやスピードは確実に向上

クレイグ・グリフィン, JPN, Qualifying, Men's Team Pursuit, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

Q:これから取り組むべきことは何でしょうか?
取る組むべきことは多くあります。私たちには正しい道のりを経てきていますが、それでもまだまだやりたいこと、必要なことはたくさんあります。進化する選手に合わせてトレーニングも進化させていかなければいけません。与えられる時間によって、やるべきことも異なってきます。

私たちは今、基本的な身体能力やパワーの向上に注力している段階です。以前は不足していた選手たちの基本的な身体能力やパワー、スピードは確実に向上してきました。そしてそれらを実戦で活かすスキルの向上が今後必要となってきます。

チームとしては中長距離・短距離の全種目において私たちは、あと少しのところまでやってきたと感じています。

実戦を重ね、高める技術・戦略

身体能力を向上させるために費やしてきた時間は、非常に意味のあるものだったと思いますが、技術面や戦術面ではまだまだ戦えていません。今後、多くのレースで実戦経験を積んでいきます。課題を克服していくための扉はいつでも開かれています。

世界との差を埋め、表彰台を獲得するまではあと少しだと、非常に前向きにとらえています。

得たのは+3kg……ではなく、経験

Q:今回の世界選手権から、どんなことが得られましたか?

私は体重が3kg増量しました(笑)。

それはともかく、経験を得ましたね。今まで対戦したことのない選手たちが相手でしたし、他チームがどんな考えを持っているのか、どんな準備をしてレースに臨んでいるのかなどを学びました。

パリオリンピックを見据えて

大事だったことは、今大会の会場が次のオリンピックの会場だということです。今大会の世界選手権はそのテストイベントとも言えるものでした。

収集したデータをトレーニングに落とし込み、最終準備としてまたフランスで現地トレーニングを積む。日本での練習を、どうオリンピックの本番につなげるかが重要です。

今回の世界選手権はいわゆる、今後約2年にわたり行っていく様々なテスト前の”ミニテスト”でした。

この会場の情報を多く集めることができましたし、日本チームによるパフォーマンスだけでなく、他チームによる情報についてもです。

そして、2年後もチーム全員がここにまた戻って来れるよう、これからは、パリオリンピックの出場枠獲得を目標に取り組んでいきます。

2022世界選手権トラック 日本人選手の成績一覧