10月16日に閉幕した『2022世界選手権トラック』。16人の選手がエントリーした日本チームは、銀メダル2枚の結果を残し、大会を終えた。

大会終了直後、日本ナショナルチームのジェイソン・ニブレット短距離ヘッドコーチにインタビューを実施。

2024パリオリンピックに向け、本大会でのパフォーマンスをどう評価したのだろうか。今後の展望などと合わせて話を伺った。

築き上げてきたものの成果

太田海也, OTA Kaiya, ジェイソン・ニブレット, NIBLETT JasonJPN, 1/16 Finals, Men's Sprint, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

太田海也

Q: 今世界選手権の前に、世界と比べて日本チームがどの位置にいるのかを評価したいと話していましたが、今回の日本チームの結果からどう評価しますか?

ポジティブに評価しています。チームスプリントでは失格があったものの、前向きに捉えることができる点が多くありました。各選手個人のパフォーマンスも非常に良かったです。これまで私たちが築き上げてきたものの成果が出たのだと思います。

長迫吉拓, NAGASAKO Yoshitaku, 太田海也, OTA Kaiya, 小原佑太, OBARA Yuta, JPN, Qualifying, Men's Team Sprint, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

小原佑太、太田海也、長迫吉拓

もちろん対処すべき技術的な問題もありますが、選手たちがまた一歩成長を遂げ、これからもさらに向上していけるのだと感じることができ、大変嬉しく思います。多くのことが上手くいった大会でした。次の段階に進む時なのだと思います。

トップまで……あと少し

リー ソフィー・フリードリッヒ, FRIEDRICH Lea Sophie, GER, 佐藤水菜, SATO Mina, JPN, ステフィー・ファンデルピート, van der PEET Steffie, NED, Women's Keirin, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

佐藤水菜、リー ソフィー・フリードリッヒ、ステフィー・ファンデルピート

一方で私たちだけでなく、世界も成長し続けています。安定して表彰台に立つためには、もう一段階ステップアップする必要があります。(佐藤)水菜は表彰台のトップまで本当にあと一歩でした。今大会で彼女はレースに対する覚悟を示してくれましたね。

近い将来、トップにたどり着くことができると私も信じています。世界に向けても、彼女がレースで勝てる実力を持っていることは示せたと思います。

大会ごとの振り返りが重要

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