築き上げてきたものの成果、トップまであと少し

2/2 Page

大会ごとの振り返りが重要

ファブリース・ヴェットレッティ

(左)ジェイソン・ニブレット(右)ファブリース・ヴェットレッティ

私たちは今や大きなチームとなり、機材などを開発/確認するサイエンスチーム、フィジカル面ではファブリース(・ヴェットレッティ)S&C*コーチが、私とアンソニー(・ペーデン短距離コーチ)は競技面で共に働き、選手たちを支えています。

忘れてはならないのはスポンサーさん、JKAを始め、様々な関係団体や企業からのサポートで我々のレースが成り立っているということです。皆さんからのサポートに応えられるように頑張りたいです。

※S&C:ストレングス&コンディショニング

太田海也, OTA Kaiya, ジェイソン・ニブレット, NIBLETT JasonJPN, 1/8 Finals, Men's Sprint, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

太田海也

とにかくやることは山積みです。これは間違いありません。今大会の結果を踏まえ、これまで取り組んできたことを振り返り、どの分野により注力していくべきか、どんな強みを伸ばしていくかを考えることが必要です。大会ごとにそうした振り返りが重要となります。

1つ言えることは、全員が成長しているということです。東京オリンピックが終わり、昨年多くの新メンバーがチームに加わりました。彼らは今年のシーズンを通して成長を遂げています。太田海也にも期待したいと思っています。

彼にとって初の世界選手権であったのにもかかわらず、可能性を大いに示してくれました。彼はまだまだ技術面で大きな課題があるので、そこは私が直接自転車に乗って指導していくことになるかと思っています。今後より良い結果を残していくために、チーム一丸となって全力で取り組んでいきたいです。

※ジェイソンコーチは過去に深谷知広選手がナショナルチームだったころに、実戦形式のトレーニングで深谷選手を瞬く間に強くした実績あり

より高いレベルで戦うための自信

ジェイソン・ニブレット

Q:今回の世界選手権から、どんなことが得られましたか?

選手全員が今後、より高いレベルで戦っていくための自信を得ることができたと思います。中長距離や短距離、男女ともに”チームジャパン”全体が今後に向けての自信を得ることができました。

スタッフも選手も、自分たちが取り組んでいることに自信を持っています。

何をやってきたのかを振り返り、表彰台を獲得するために何が必要なのかを更に明確にしていきたいと思います。

2022世界選手権トラック 日本人選手の成績一覧