トラック競技で多くの世界タイトルを獲得し、ロード選手としても活躍してきた、オーストラリア男子選手のキャメロン・マイヤー。2022年9月5日、自身のSNSでプロ選手からの引退を発表した。

本記事では選手としての実績を振り返りつつ、本人コメントとともにキャメロン・マイヤーの引退についてお伝えしていく。

キャメロン・マイヤー略歴

Point Race / Men's Omnium / Track Cycling World Cup VI / Hong-Kong

(左から)ベンジャミン・トマ、キャメロン・マイヤー、キャンベル・スチュワート

オーストラリア出身の1988年生まれ。

トラック中長距離種目とロード種目の二足の草鞋を履き、15年に渡り世界トップレベルの舞台で活躍してきた選手。

トラック競技では、ポイントレース・マディソン・チームパシュートなどで世界タイトルを9回獲得。オリンピックには2008年の北京大会に出場しており、当時20歳ながらもポイントレースで4位入賞。メダル獲得に迫る走りを見せた。

30歳を過ぎた2019年以降も、トラックワールドカップや国内選手権で表彰台を獲得。世界トップレベルで活躍し続けてきた選手だ。

キャメロン・マイヤーの独壇場!橋本英也は終盤に追い上げ7位/男子オムニアム・2018-19トラックワールドカップ第6戦・香港

一方ロードでは、主にUCIワールドチーム「Team BikeExchange – Jayco*」に所属しツール・ド・フランスなどのビッグレースに出場してきた。

さらにオーストラリア代表選手としても、国内選手権やコモンウェルスゲームズなどで多くの金メダルを獲得。30歳を過ぎた2020年2021年の「ロード国内選手権 個人ロードレース」では2連覇を成し遂げた。

まさにオーストラリアの自転車競技を牽引してきた選手だ。

※「Team BikeExchange – Jayco」は2022年現在のチーム名

参照:Team BikeExchange – Jayco , Olympics.com

「新たなキャリアが楽しみ」本人コメント

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