2021年10月にフランス・ルーベで開催された『2021世界選手権トラック』。その後、多くの大会が世界各地で行われ、日本チームも様々な大会に出場してきた。

そんな2021-2022年シーズンも、残すは『2022世界選手権トラック』のみ。10月12日からフランス・サン=カンタン=アン=イブリーヌにて開幕する。

そこで今回は本大会の開幕前に、日本ナショナルチームの1年間の戦績を一挙に振り返っていく。

どんな大会に出場してきた?

ジャック・カーリン CARLIN Jack, TIN, 小原佑太 OBARA Yuta, JPN, Quarterfinals, Men's Sprint, 2022 Track Nations Cup, Milton, Canada

まず2021-2022年シーズンに、日本チームはどんな大会に出場してきたのか。

今回は「2021年8月31日〜2022年8月30日」の期間を「2021-2022シーズン」とし、その間に出場した大会の成績を振り返っていく。

なぜ「2021年8月31日〜2022年8月30日」?

『2022世界選手権トラック』の出場枠が分配される際、その基準となるのはUCIポイント。各大会での順位に応じて獲得できるポイントだ。世界選手権の場合、大会の6週間前までに算出されたUCIポイントを基準に出場枠が分配される。つまり2022年8月30日までに獲得したUCIポイントが重要となるということだ。

ただしその有効期限は獲得から1年間*。

つまり『2022世界選手権トラック』への出場には、「2021年8月31日〜2022年8月30日」に開催された大会で獲得したUCIポイントが重要となる。

日本チームが本期間中に出場したのは、計13大会。全13大会での結果を、各選手ごとに振り返っていく。

※1年間に同じ大会が2回以上開催される場合、最も直近の大会で獲得したUCIポイントのみが有効となる。例えば全日本選手権の場合、2021年大会が2021年12月、2022年大会が2022年8月に実施され1年間のうちに2大会が開催された。この場合、最も直近の2022年大会で獲得したUCIポイントのみ有効となる。本記事でも2022大会の結果のみ振り返っていく。

参照:UCI Regulations TRACK RACES 3.3.003 , UCI Regulations WORLD CHAMPIONSHIPS 9.2.023

出場した大会一覧

大会名 開催日 開催地
2021世界選手権トラック 2021年10月20日〜24日 フランス・ルーベ
トラックチャンピオンズリーグ第1戦( / 中長 2021年11月6日 スペイン・マヨルカ
トラックチャンピオンズリーグ第2戦( / 中長 2021年11月27日 リトアニア・パネヴェジース
トラックチャンピオンズリーグ第3戦( / 中長 2021年12月3日 イギリス・ロンドン
トラックチャンピオンズリーグ第4戦( / 中長 2021年12月4日 イギリス・ロンドン
ベルギー国際トラックミーティング 2022年4月15日〜17日 ベルギー・ヘント
ネーションズカップ第1戦 2022年4月21日〜24日 イギリス・グラスゴー
ネーションズカップ第2戦 2022年5月12日〜15日 カナダ・ミルトン
2022アジア選手権トラック 2022年6月18日〜6月22日 インド・ニューデリー
ジャパントラックカップ I 2022年7月28日〜29日 伊豆ベロドローム
ジャパントラックカップ II 2022年7月30日〜31日 伊豆ベロドローム
JICF International Track Cup 2022年8月6日〜7日 TIPSTAR DOME CHIBA
2022全日本選手権トラック 2022年8月26日〜29日 伊豆ベロドローム

仕組みを解説!「トラック世界選手権」への出場条件は?/『2022世界選手権トラック』10月12日〜(フランス)

短距離選手

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