短距離種目・男子
日本から中石湊と阿部英斗が出場した男子短距離。2人ともメダルを獲得する活躍をみせ、世界の舞台で存在感を示した。
全体的に活躍が目立ったのは、個人種目で3枚のメダルを獲得したマッティア・プレドーモ。現在のイタリア男子チーム・エリートカテゴリーでは中長距離の活躍がメインだが、新しい風を吹き込む存在となるか?
男子スプリント
順位 | 選手名 | 国名 | 予選タイム(200mFTT) | |
1位 | マッティア・プレドーモ | PREDOMO Mattia | イタリア | 10.289(5位) |
2位 | ライアン・エリオット | ELLIOTT Ryan | オーストラリア | 10.232(3位) |
3位 | ルカ・スピーゲル | SPIEGEL Luca | ドイツ | 10.310(7位) |
7位 | 中石湊 | 日本 | 10.282(4位) | |
26位 | 阿部英斗 | 日本 | 10.713(26位) |
リザルトPDF(決勝)
リザルトPDF(予選)
男子スプリントリザルト(1回戦〜決勝)
今大会メダル3枚獲得(金2、銀1)のマッティア・プレドーモが優勝。
日本からは中石と阿部の2人が出場。1回戦では、銅メダルを獲得したルカ・スピーゲルに破れた阿部が敗退。
予選を4位で通過し準々決勝まで勝ち進んだ中石は、金メダリストのマッティア・プレドーモと対戦。マッティア・プレドーモが勝利し、中石は7位となった。
男子ケイリン
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | マッティア・プレドーモ | PREDOMO Mattia | イタリア |
2位 | フランシスコ・カマチョ | JARAMILLO CAMACHO Francisco | コロンビア |
3位 | 阿部英斗 | 日本 | |
5位 | 中石湊 | 日本 |
日本からは中石と阿部が出場。それぞれ別組となった準決勝を上位でフィニッシュし、2人とも決勝へと勝ち進んだ。
唯一1カ国から2人以上が決勝に進出した日本チーム。阿部が3着に入り銅メダルを獲得。中石は惜しくもメダルを逃す結果となったが、世界の舞台で5位入賞を果たした。
男子スプリントも制したイタリアのマッティア・プレドーモが男子ケイリンでも優勝。本大会2冠を達成した。
男子1kmTT
順位 | 選手名 | 国名 | 決勝タイム | |
1位 | マテイ・ヒティッチ | HYTYCH Matej | チェコ | 1:02.531 |
2位 | マッティア・プレドーモ | PREDOMO Mattia | イタリア | 1:02.650 |
3位 | 中石湊 | 日本 | 1:03.058 | |
19位 | 阿部英斗 | 日本 | 1:05.097(予選タイム) |
男子1kmTTにも中石と阿部の2人が出場したものの、阿部は惜しくも予選敗退。
一方の中石は予選を4位のタイムで決勝に勝ち進んだ。
迎えた決勝では、予選を1位で通過したカザフスタンの選手を中石が約0.3秒上回り、見事銅メダルを獲得。これにより日本から男子短距離に出場した2人とも、メダル獲得を果たす大会となった。
そして、スプリント・ケイリンの2冠を達成したマッティア・プレドーモを抑え、約0.1秒の差で勝利したマテイ・ヒティッチが男子1kmTTの金メダルを獲得している。
男子チームスプリント
順位 | 国名 | 選手名 | 決勝タイム | |
1位 | オーストラリア | ディラン・スタントン マクスウェル・リーブネクト ライアン・エリオット |
STANTON Dylan LIEBEKNECHT Maxwell ELLIOTT Ryan |
44.538 |
2位 | ドイツ | ルカ・スピーゲル ダニー・ワーナー ピート・フレミング トーベン・オスターヘルド |
SPIEGEL Luca WERNER Danny FLEMMING Pete OSTERHELD Torben |
45.104 |
3位 | ニュージーランド | リアム・カバナ ジャクソン・ラッセル ルーク・ブラックウッド |
CAVANAGH Liam RUSSELL Jaxson BLACKWOOD Luke |
45.838 |
短距離種目・女子
前回大会(2021年・エジプト)では、まだチームスプリントが2人制となっていた女子ジュニア短距離種目。今大会から3人制が導入され、UCIによるジェンダー平等などの理念をより強調する大会となった。
本大会で特に優秀な成績を収めたのは、ドイツのクララ・シュナイダー。銀メダルとなった500mTT以外の3種目では全て優勝。エマ・ヒンツェやリー ソフィー・フリードリッヒら率いるドイツ女子短距離チームの次世代を担うであろう選手だ。
そんなクララ・シュナイダーに500mTTで勝利した、韓国のキム・チェヨンも今大会で強さを発揮した選手。スプリントでも銀メダルに輝いている。
また、ケイリンでは同じく韓国のキム・ドゥイが銀メダルを獲得。この2人は2022年のアジア選手権(ジュニア)でも優勝を果たしている選手。今後の活躍にも要注目だ。
女子スプリント
順位 | 選手名 | 国名 | 予選タイム | |
1位 | クララ・シュナイダー | SCHNEIDER Clara | ドイツ | 11.269(1位) |
2位 | キム・チェヨン | KIM Chaeyeon | 韓国 | 11.394(3位) |
3位 | ジュリー・ニコラス | NICOLAES Julie | ベルギー | 11.482(4位) |
ケイリン
順位 | 選手名 | 国名 | |
1位 | クララ・シュナイダー | SCHNEIDER Clara | ドイツ |
2位 | キム・ドゥイ | KIM Doye | 韓国 |
3位 | アンナ・ヤボルニコバ | JABORNIKOVA Anna | チェコ |
500mTT
順位 | 選手名 | 国名 | 決勝タイム | |
1位 | キム・チェヨン | KIM Chaeyeon | 韓国 | 34.871 |
2位 | クララ・シュナイダー | SCHNEIDER Clara | ドイツ | 35.048 |
3位 | ジュリー・ニコラス | NICOLAES Julie | ベルギー | 35.448 |
チームスプリント
順位 | 国名 | 選手名 | 決勝タイム | |
1位 | ドイツ | ステラ・ミュラー ララ・ジャガー クララ・シュナイダー ベンテ・ルーマン |
MULLER Stella JAGER Lara SCHNEIDER Clara LURMANN Bente |
49.888 |
2位 | オーストラリア | エマ・スティーブンス テイラー・フュージカ ソフィー・マー |
STEVENS Emma PUZICHA Tyler MARR Sophie |
50.933 |
3位 | チェコ | ナタリー・ミクサニコバ サラ・ペテルコバ アンナ・ヤボルニコバ |
MIKSANIKOVA Natalie PETERKOVA Sara JABORNIKOVA Anna |
50.692 |