日本のチームスプリントにとってシーズン初戦となるネーションズカップ第2戦、結果は全体の9位。優勝は世界チャンピオンチームのオランダ。そして2位にはテオ・ボスコーチ率いる中国が躍進を見せる結果となった。
UCIネーションズカップ第2戦ミルトン大会、5月12日は大会初日で男子チームスプリントが実施された。
15チームが出場し、日本チームは第1走に長迫吉拓、第2走に小原佑太、第3走に寺崎浩平の布陣で臨む。2021世界選手権では長迫が怪我で参加できなかったため、このメンバーでの公式戦は初レースとなった。
いざ、初戦は……
全体の9番目にスタートした日本は、それまでの暫定トップのテオ・ボスコーチ率いる中国(43秒661)を上回れるかが、メダル獲得の指標。
レースがスタートすると長迫のタイムは17秒841、小原が30秒868で寺崎に交代し、フィニッシュタイムは44秒370。6組を残し暫定5位となる。
終盤には強豪が多数出走し、どんどんと順位が落ちていく日本。最終順位は9位で予選敗退となった。なお、予選トップ通過は中国。
テオ・ボス率いる中国が見せた強さ
金メダル争いに進出したのは中国(Aチーム)とオランダ。
2021世界選手権でのチャンピオン2人(ロイ・バンデンバーク&ジェフリー・ホーフラント)+サム・リグトレーで出場したオランダチームと、予選トップ通過の中国との戦い。
レースは最終走者まで中国がリードする展開だったが、最後にはオランダが逆転して先着。
優勝はオランダ、2位に中国、3位にはイギリス(Bチーム)との対決を制したドイツとなった。
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