2/2 Page
会場となるベロドロームは?
では次に『アジア選手権トラック2022』の会場となる場所をご紹介。
会場となるのは「IG Sports Complex(IGスポーツ複合施設 )」内にあるベロドローム。
UCIに承認さらた1周250mの木製屋内自転車競技場だ。3000人の観客を収容でき、2010年のコモンウェルスゲームズの開催地にもなっている。
「WCCサテライトセンター」の1つ
そして本ベロドロームは、世界の自転車競技選手を歓迎し、育成を行なっている「UCIワールドサイクリングセンター(WCC)」の「サテライトセンター」でもある。
サテライトセンターとはWCCの活動を世界各地で実施し、より多くの国内自転車連盟とその選手たちを支援するための施設だ。
現在、世界に存在する4つのサテライトセンター(日本・南アフリカ・韓国・インド)の1つとして、国内外から選手を受け入れ、トレーニング等の支援を実施。
過去には、選手や指導者を育成するプログラムも実施されており、世界・アジアの自転車競技の発展にとって重要な場所となっている。
そうした活動の影響もあり、「世界選手権トラック2019ジュニア」では男子チームパシュートにてインドチームが金メダルを獲得する快挙を成し遂げた。
2019年に実施された「アジア選手権トラック2020」以来、3年ぶりとなる本大会。
日本人選手の活躍、そして韓国や中国、マレーシアやカザフスタンなどの強豪国の走りに注目するとともに、インドをはじめ、発展しつつあるその他のアジア諸国のトラック選手にもぜひ目を向けていただきたい。