日本チームは世界選手権へ出場できる?

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中長距離・男子

今村駿介 IMAMURA Shunsuke, Men's Individual Pursuit, 2022 Track Nations Cup, Glasgow, Great Britain

中長距離種目のうち、個人パシュートは短距離個人種目と同様、UCI個人ランキングを基準に出場枠が分配される。全体での出場枠は最大24枠で、各国から出場できる最大人数は2人まで。

個人パシュート(最大24枠・各国最大2人まで)

選手名 UCIランキング 出場枠ランキング UCIポイント
今村駿介 23位 16位 776P

日本人選手では、今村駿介が個人パシュートのUCIポイントを保持しており、UCIランキングは23位。各国上位2人のみを並べた場合の「出場枠ランキング」では16位となっている。

しかし各大陸選手権の結果により、ランキングが上下することも十分あり得る。アジア選手権でも上位獲得を目指したい。

長距離・個人4種目

橋本英也 HASHIMOTO Eiya, JPN - Japan, Men's Madison, 2022 Track Nations Cup, Milton, Canada

少しややこしいのが、オムニアム、スクラッチ、エリミネーション、ポイントレースの長距離個人4種目。

全24枠のうち、最初の16枠はUCI国別ランキングを基準に分配(国別枠)。残る8枠はUCI個人ランキングを基準に分配される(個人枠)。なお、各国から出場できるのは1人のみ。

日本が国別ランキングで上位16位以内にランクインしていれば国別枠を獲得でき、UCIポイント250P以上を保持している選手であれば、代表選手に選出できる。

国別枠のランク外となった場合は、個人ランキングを基準に出場枠が分配される。国別枠をすでに獲得した国の選手を除き、さらに各国の上位1人のみを並べた「出場枠ランキング」で上位8位にランクインできれば、出場枠獲得圏内ということだ。

日本チームは現在、国別枠では全4種目でランク外。個人ランキングで上位に入り、残る8つの出場枠を獲得しなければならない。

オムニアム

国別ランキング:日本21位
国別枠ランク外

選手名 UCIランキング 出場枠ランキング UCIポイント
橋本英也 33位 9位 970P
今村駿介 41位 11位 810P
窪木一茂 66位 19位 558P

オムニアムでは橋本英也と今村駿介が、出場枠ランキングにあともう少しでランクイン。大陸選手権・国内選手権で上位入賞を目指したい。橋本は「アジア選手権2020」で優勝しており、オムニアムの現ディフェンディングチャンピオン。連覇に期待したい。

スクラッチ

国別ランキング:日本26位
国別枠ランク外

選手名 UCIランキング 出場枠ランキング UCIポイント
窪木一茂 11位 1位 1138P

スクラッチでは、窪木一茂が個人枠でトップに位置している。ほぼ出場枠の獲得は確実だが、アジア選手権でも結果を残し、勢いに乗ったっまま世界選手権に挑みたい。

エリミネーション

国別ランキング:日本22位
国別枠ランク外

選手名 UCIランキング 出場枠ランキング UCIポイント
窪木一茂 24位 6位 915P
橋本英也 26位 7位 855P

エリミネーションでは窪木と橋本が個人枠でランクイン。しかしそれぞれ「出場枠ランキング」で6位・7位と、各大陸選手権の結果によっては下位選手の巻き返しもあり得るところ。

ポイントレース

国別ランキング:日本46位
国別枠ランク外

ポイントレースにおいては、250P以上を保持している日本人選手はまだいない。しかし、個人枠の上位8位付近に位置する選手たちが、現在保持しているUCIポイントは600P前後。従って、アジア選手権・国内選手権にて表彰台を獲得することで、可能性が見えてくる。

中長距離の現在地(女子)

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