4月のベルギー国際トラックミーティング及びネーションズカップではエリートカテゴリ国際大会デビューとなった内野艶和(チーム楽天Kドリームス)。ベルギーではマディソンで2位と好成績をいきなり収めることに成功した。
連戦をこなした内野は、少しの休息を経て、ネーションズカップ第2戦出場(5月12日~)のためカナダへと飛び立った。
4月の2大会の振り返り、そして今後の課題について話を伺う。
エリミネーションに見た「勝負どころ」
Q:ベルギー国際トラックミーティング、ネーションズカップ第1戦と連戦でしたが、長期の海外遠征って、これまで経験はありますか?
初めてです。大会自体も久しぶりだったので「ああ、こんな感じだったなあ」という感じでした。疲れました(笑)!
Q:ベルギーの大会から振り返りを聞かせてください。エリミネーションが8位、オムニアムが6位、マディソンが2位という結果でしたね。
エリミネーションはちょっと苦手なので、もっと早く落とされてしまう(除外される)かと思っていました。以外にも中盤まで残れて良かったです。
エリミネーションは単体としての種目と、オムニアムの中の1種目としての種目と2回走っていますが、自分が落ちたあたりがちょうどみんなの疲労が溜まってくる頃で、そこからキツくなってくるんだなと感じました。そこからが勝負所なんだろうと思います。
Q:それを乗り越えるためには何が必要なんでしょうか?
基本の持久力と、「差し脚」みたいなスピードです。それから位置取り。
Q:エリートカテゴリで最初の国際大会でもありました。ジュニアとの違いはどんなところに感じましたか?
スピードが違うし、緩む時が全然ありませんでした。全員が上手いので、気を抜いちゃうとすぐ行きたい場所を取られてしまいます。集中して走らないと負ける、ということを実感しました。雰囲気も、すごくピリピリ感が伝わってくるものでした。「これがエリートなのか……」って感じでした。
Q:ジュニアの頃の知り合いの選手と再会できたりしましたか?
知り合いの選手はアジアの人たちが多いのですが、今回はアジアからの参加者が少なかったので「見たことあるなあ」くらいの選手しかいませんでした。