自転車トラック競技ナショナルチームに中長距離メンバーとして所属し、チーム楽天Kドリームスメンバー、そして競輪選手としての顔も持つ内野艶和。2019年のジュニア世界選手権では初出場でポイントレース優勝を成し遂げ「世界一」になったこともある。

ところが、エリートカテゴリに上がるのと同時期に新型コロナが勃発。期待の若手だが、ここまでエリートの国際大会に出場する機会に恵まれなかった。

2022春、トラック競技の新シーズンがスタート。内野はここでようやくエリートカテゴリでの国際大会へ出場することとなる。新たな第一歩に向けた意気込みをたっぷりと伺った。

2022春・主なトラック競技国際大会スケジュール

4月15日〜17日 ゲント(ベルギー) ベルギー国際トラックミーティング
4月21日〜24日 グラスゴー(イギリス) ネーションズカップ第1戦
5月12日〜15日 ミルトン(カナダ) ネーションズカップ第2戦
7月7日〜10日 カリ(コロンビア) ネーションズカップ第3戦

エリートに上がって初めての国際レース

内野艶和, 女子エリミネーション, 2021全日本選手権トラック

Q:ネーションズカップの前にベルギーで行われる大会に出場します。どの種目に出場予定でしょうか?

エリミネーション、オムニアム、マディソン、ポイントレース、スクラッチです。

どの種目も楽しみですけど、オムニアムが一番過酷ですし、オリンピック種目でもあるし、マディソンも、エリートに上がって初めて人数が多い中でレースを走るので、そこは楽しみです。ベルギーのレースでは、おそらく古山稀絵選手と走ります。

鈴木奈央 内野艶和 古山稀絵, 女子エリミネーション, 2021全日本選手権トラック

内野艶和, 鈴木奈央, 古山稀絵

Q:一番気合が入っている種目は?

やっぱり、オムニアムとマディソンです。

Q:以前「人を蹴落とすのが苦手」と言っていましたが、慣れてきましたか?

エリミネーションの話ですね。まだ苦手です!

位置取りなどが重要になってくる種目ですし、新型コロナの関係で大会が消えてしまって、経験詰めていないという部分もあります。でもそんなこと言ってられないので、精一杯頑張りたいなと思います。

今の自分の立ち位置は「全然、下」

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