短距離・女子
男子とは異なり、第1戦でメダルを獲得した選手の多くが第2戦にも出場する短距離女子。
注目はやはり、母国開催となるカナダチーム。第1戦では、ケルシー・ミシェルによるスプリントでの金メダルを筆頭に、500mTTを除く3種目で表彰台を獲得。地元の声援でさらなるブーストがかかれば、非常に手強いチームとなるだろう。
また、第1戦への参戦を見送っていたスター選手たちも、ミルトンには姿を表す予定だ。優勝者を予想するのが非常に難しい、よりハイレベルな戦いが期待される。
短距離女子・日本人選手
日本からは4人がエントリーしているが、4人全員にとって本大会が2022年シーズン初の国際戦となる。
トラック世界選手権2021・ケイリンで銀メダルを獲得した佐藤水菜。その佐藤と『UCIトラックチャンピオンズリーグ』に参戦した太田りゆにとっては、約5ヶ月ぶりの国際戦。梅川風子は世界選手権ぶり、小林優香にとっては東京2020オリンピックぶりの国際戦となる。
選手名 | エントリーチーム |
太田りゆ | チームブリヂストンサイクリング |
小林優香 | チーム楽天Kドリームス |
佐藤水菜 | |
梅川風子 |
連続出場する第1戦のメダリスト
第1戦でメダルを獲得した選手の多くが、第2戦にも出場する予定だ。開催地カナダからは、ケルシー・ミシェル、ローリン・ジェネストらがエントリーしている。チームパシュートにてそのカナダを降し金メダルを獲得したオランダチームのメンバーも出場予定だ。
その他、500mTTでの金メダルに加えスプリント・ケイリンでも表彰台を獲得し、勢いに乗るコロンビアのマーサ・バヨナも、ミルトンでのさらなるメダル獲得を目指す。
選手名 | 国名 | メダル獲得種目 |
ケルシー・ミシェル | カナダ | スプリント・金 チームスプリント・銀 |
ローリン・ジェネスト | ケイリン・銅 チームスプリント・銀 |
|
サラ・オルバン | チームスプリント・銀 | |
マーサ・バヨナ | コロンビア | 500mTT・金 ケイリン・銀 スプリント・銅 |
ミリアム・ヴェチェ | イタリア | 500mTT・銀 |
キーラ・ランベリン | オランダ | チームスプリント・金 500mTT・銅 |
ステフィー・ファンデルピート | チームスプリント・金 | |
ヘッティ・ファンデヴォウ | ||
ロリーヌ・ファンリーセン | スプリント・銀 | |
ライアン・エドモンズ | イギリス | チームスプリント・銅 |
エマ・フィヌカン |
参照:UCI(リザルト)
その他の注目選手
エマ・ヒンツェ(ドイツ)
リー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)
シャンジュー・バオ(中国)
ユーファン・グオ(中国)
第1戦のメダリストたちはミルトンでのさらなる活躍を目指すが、そう簡単にはいかないだろう。なぜなら多くの強豪選手がミルトンにて、2022NCデビューを果たすからだ。
中でもトラック世界選手権2021の女子短距離全4種目で圧倒的な強さを見せつけた、エマ・ヒンツェとリー ソフィー・フリードリッヒが参戦。エマ・ヒンツェは世界選手権後に開催されたトラックチャンピオンズリーグでも総合優勝を果たしている、まさにスター選手だ。
その他にも、東京2020オリンピック・チームスプリント(2人制)にて世界記録を樹立し、金メダル獲得となった中国チームからシャンジュー・バオとユーファン・グオもエントリーしている。多くの強豪選手による激戦の末、新たな世界記録の誕生にも期待できるかもしれない。
*ユーファン・グオは東京2020オリンピック・チームスプリントにて補欠を務めた選手。