男子マディソン

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まずは1周追い抜きでポイントアップ

レースは序盤、フランスを中心にベルギー、イタリア、ポルトガルなど強豪国が順調にポイントを重ねていく。

それまでほとんど動きが無かった日本チーム(窪木/今村)は、残り110周、9回目のポンイト周回で動くと3着2ポイントを獲得。そしてフランス、ベルギー、ポルトガルと逃げ集団を形成していく。

この4チームは残り93周の時点でメイン集団に追いつき、それぞれ20ポイントを加算。日本チームは一気に暫定7位へとジャンプアップすることに成功した。

この時点でフランス(38ポイント)、ベルギー(37ポイント)、イタリア(32ポイント)、ポルトガル(29ポイント)、ビートサイクリング(25ポイント)、ニュージーランド(25ポイント)、次いで日本(23ポイント)の順。

再び動きだし、大量ポイント加算 暫定トップタイに

残り70周となるポイント周回で仕掛けた日チームは4着1ポイントを獲得。そしてそのまま単独でアタックすると集団から抜け出すことに成功する。

そのまま残り60周のポイント周回では1着5ポイント、残り56周で集団に追いつき、更に20ポイントを獲得。一気に30ポイントほどを稼ぎ、合計49ポイントで暫定1位のフランスと並ぶ形となった。

熾烈を極めたトップ争い

残り50周からはフランスがポイントを取るのか、日本がポイントを取るのかの戦い。 しかし残り50周のポイント周回ではフランスが2着3ポイントを取るも、日本はポイントを獲得できず。 残り40周のポイント周回では日本がトップ通過し、フランスは2着。

そして残り30、20周のポイント周回。日本はポイント獲得が出来なかったが、フランスは2回のポイント周回でポイントを獲得。

この時点でフランスは62ポイント、日本は54ポイントと8ポイント差とされてしまう。

残り15周、再びアタックしたのは日本の今村。先に逃げていたイギリスを捕らえて残り10周となる19回目のポイント周回を1着通過し5ポイントを獲得。しかしフランスも後ろから追いかけて2ポイントを獲得。最後のポイント周回を残して、差は5ポイントとなる。

最後に逆転なるか日本チーム?

最終周回は2倍のポイントが獲得可能となる(1着10ポイント、2着6ポイント~)。日本は2着以内に入れば優勝の可能性を残すが、残り8周でポルトガルがアタックし、単独で大きく集団を突き放してしまう。

ポルトガルが逃げて最終周回での1着が濃厚なため、日本が優勝する条件としては、2着となり、フランスが着外となれば同ポイントで並び、着順によって1位となる。

最終周回となりポルトガルの後を先頭で追うのは日本。しかしイタリア、ベルギー、フランスが後ろから迫ってくる。日本は粘るもイタリアが驚異の加速で日本をかわしてしまった。

最終ポイント周回、1着はポルトガル、2着イタリア、3着日本、そして4着フランス。 この結果、フランスが日本の追い上げを振り切って優勝(66ポイント)、2位に日本(63ポイント)、3位は最後に日本をかわしたイタリア(49ポイント)となった。チームブリヂストンサイクリングは17位でレースを終えている。

最終結果PDF

窪木一茂、今村駿介インタビュー

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