ベルギー遠征(2022年4月15~17日)でオムニアム、エリミネーションと優勝し、マディソンでは窪木一茂とコンビを組んで2位となり、世界を驚かせたのは今村駿介。

本日、4月21日から開催されるUCIネーションズカップ第1戦での注目選手として今村駿介の活躍に期待したい。

鍛え続けてきたフィジカル

ベルギー遠征前に話を聞いたところ「全てはフィジカルから」と今村は語っていた。

そのフィジカルレベルはもはや世界に劣らないどころか、世界を凌ぐレベルまで来ているのではないか、そう思わせるパフォーマンスをベルギーで発揮してみせた。

男子オムニアムでは最終種目のポイントレースで70ポイントを稼ぐ荒稼ぎをしてみせ、世界トップレベルと言って過言ではないヤン ウィレム・ファンシップ(オランダ・BEAT Cycling )に圧倒的な力の差を見せて優勝を遂げた。

もちろん今はシーズンインしたばかりで各選手たちのコンディションは整っていないだろう。しかしながら今村がベルギーで発揮したパフォーマンスは、日本チームにとって大きな期待を持つことが出来る材料となった。

アワーレコードで示した実力

ベルギーでの結果は確かなフィジカルに裏付けされている。

2020年11月23日に実施したアワーレコードチャレンジでは52.468kmを記録し、2015年にローハン・デニス(2018,19ロードタイムトライアル世界チャンピオン)が挑戦した52.491kmの記録に迫った。

この挑戦は残念ながらUCIに認定されてはいないものの、世界の超一流が出せるタイムに肉薄するフィジカルを2020年11月時には持っていたことになる。

今は更に時を経て、今村はより強くなってベルギーのレースに臨み、世界に力を示した形だ。

2015年にジュニア世界チャンピオン

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