2022年春より、自転車トラック競技の新シーズンがスタートする。2024年のパリオリンピックに向け、中長距離チームで成長を続ける今村駿介にインタビューを実施。
2015年にはジュニアトラック世界選手権で世界チャンピオンになった経歴を持つ今村。今回のインタビューでは「自転車競技を始めたきっかけ」から新シーズンの意気込みまで、たっぷりと話を伺った。
2022春・主なトラック競技国際大会スケジュール
4月15日〜17日 | ゲント(ベルギー) | ベルギー国際トラックミーティング |
4月21日〜24日 | グラスゴー(イギリス) | ネーションズカップ第1戦 |
5月12日〜15日 | ミルトン(カナダ) | ネーションズカップ第2戦 |
7月7日〜10日 | カリ(コロンビア) | ネーションズカップ第3戦 |
成長、目標、最低限の課題
Q:最近はレースも少なく、やっとの国際大会だと思います。それでも充実した日々は過ごせていますか?
そうですね。最近は成長を実感できていて、楽しいです。
Q:とはいえ実際のレースが少ないので、実感するチャンスがあまりないのでは?
練習のパワーデータなどを見て、今までできていなかったことが出来るようになっている実感があります。自分のフィジカルが上がっていることが確認できた時ですね。
Q:今シーズンの目標は?
世界選手権のオムニアムで5位以内に入ることです。とはいえ、まずは出場選手に選ばれなければいけません。
Q:ではこれから始まるベルギーのレース(4月15日~)とネーションズカップ(4月21日~)は重要ですね。
そうですね。クレイグ(・グリフィンコーチ)は「これは選考会じゃないから、経験だと思って気負わずにやれ」と言ってくれました。少しだけ気が楽にはなりましたけど、でも絶対見られてる場なので……
選考会ではないとはいえ、どこでどういう走りをしているかをコーチはしっかり見ているはずです。コーチが想定している「出せるであろう走り」にはしっかり到達しないとな、と思います。
フィジカルについてはいつもすごく褒めてもらっています。そこをうまくレースにつなげられればなと思います。
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