2022年4月21日から24日にかけてイギリス・グラスゴーにて『UCIネーションズカップ』の第1戦が開催される。日本からは全9人が出場予定だ。
本記事では、開催概要に加え、レース視聴方法などをご紹介していく。
大会概要
大会名
『2022 UCIトラックネーションズカップ』
第1戦の開催地
「サー・クリス・ホイ ベロドローム」(イギリス・グラスゴー)
ネーションズカップってなに?
そもそも「ネーションズカップって何?」という方へ。
簡単にいうと「世界選手権の次に重要な大会」だ。
各グレードにおいて、スプリントやケイリンなどの個人種目で1〜3位に入賞した際に獲得できるUCIポイントは以下のようになっている。(エリートカテゴリーの場合)
世界選手権 オリンピック |
ネーションズカップ | 大陸選手権 | クラス1大会 | クラス2大会 国内選手権 トラックチャンピオンズリーグ |
|
1位 | 1000 | 800 | 600 | 200 | 100 |
2位 | 900 | 720 | 540 | 180 | 90 |
3位 | 800 | 640 | 480 | 160 | 80 |
ここに出てくる「UCIポイント」とは、国際自転車連合(UCI)の認める大会の結果に応じて選手たちに与えられるポイントのこと。よりハイグレードの大会で、より良い成績を残すことでより多いポイントを獲得できる。
このポイントの積み重ねによって上位の大会への出場枠が得られたり、オリンピックの出場枠が得られたり……単なる「世界に名を轟かす」こと以上の、実質的な重要さを持つのがこのUCIポイントなのだ。
世界選手権・オリンピックに次いでハイレベルな大会である「ネーションズカップ」は、1シーズンに3戦が実施される。この記事ではその第1戦についてお伝えしていく。
※トラックチャンピオンズリーグの場合は、シリーズ終了後に短距離部門・中長距離部門それぞれの総合順位が算出され、この順位に応じたポイントを獲得できる。そのためチャンピオンズリーグで獲得できるポイントは「レースごとのポイント」と「総合順位によるポイント」の2種類で、上記の表ではレースごとのポイントのみ表記。
参照:UCI Regulations Part 3 TRACK CYCLING 3.3.010 quater
日本からの出場選手
オリンピックや世界選手権に次ぐ規模とレベルの高さを擁する本大会には多くの選手がエントリーしている。日本からは短距離・中長距離の両種目へエントリーしており、以下の9選手が出場予定。
出場種目 | 選手名 | 所属 | |
短距離 男子 |
松井宏佑 | JPCA チーム楽天Kドリームス/JPCU神奈川 | |
新山響平 | JPCA チームブリヂストンサイクリング/JPCU青森 | ||
中長距離 男子 |
橋本英也 | JPCA チームブリヂストンサイクリング/JPCU岐阜 | |
窪木一茂 | JPCA チームブリヂストンサイクリング/JPCU福島 | ||
今村駿介 | 福岡 チームブリヂストンサイクリング | ||
兒島直樹 | 福岡 チームブリヂストンサイクリング | ||
中長距離 女子 |
梶原悠未 | 茨城 WCC | |
古山稀絵 | 東京 チーム楽天Kドリームス | ||
内野艶和 | JPCA チーム楽天Kドリームス/JPCU福岡 |