自転車トラック競技の花形種目のひとつ、スプリント。

春の全国高等学校選抜自転車競技大会トラック競技最終日に実施された男子プリントの決勝では、松本昂大(鹿町工)と福永隼人(九州学院)が対決し、松本がストレートで高校生日本一のタイトルを得た。

春の全国高等学校選抜自転車競技大会のトラック競技は2022年3月22日から24日の日程で大分県別府競輪場で実施。

24日、大会3日目は初日の強風と雨、2日目の雨と寒さの様子とはうって変わり晴天。男子スプリントの順位決定戦(1位~8位まで)が行われた。

決勝に進出したのは松本昂大(鹿町工)と福永隼人(九州学院)。福永は予選トップの11秒277、松本は予選3位で11秒306と2人ともほぼ同タイムを予選では記録している。

逃げても捲っても 決勝はストレートで決着

1本目は松本が福永を前に出さずに、最終周回での思いきった踏み込みで逃げ切り勝利。

2本目、福永が前、松本が後ろでレースが進んでいきラスト1周へと入る。

松本が加速して一気に横並びとなった両者だが、内側にいた福永が傾斜を利用して再度前へ。そしてラスト半周に入ると再び松本が外から並びかけ、両者共に一歩も譲らない走りとなる。

勝負は最終ストレートへと持ち越され、フィニッシュは僅差となった。車輪一個ほどの差で先着は松本。この結果、決勝戦をストレート勝ちで松本が制し、春のスプリント王者となった。

3位決定戦

高木海安(平工)と松平暖希(総合工科)の表彰台を巡った戦いはストレートで高木に軍配が上がり、高木が銅メダル獲得を果たした。

「アフロにはならない」優勝 松本昂大(鹿町工)インタビュー

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