今年3月13日、タイで合宿中に負傷したバーレーン・メリダ新城幸也選手。怪我から約3ヶ月を経た6月19日、スロベニアで開催される5日間のステージレース、ツール・ド・スロベニアにてレース復帰を果たすことが決定した。

【続報】新城幸也、左肘頭骨骨折・左大転子部裂離骨折と診断 左肘の手術は無事成功/TEAM ユキヤ通信

新城幸也、自転車の上へカムバック/TEAM ユキヤ通信 2019 №11

怪我から3ヶ月、スロベニアにて復活

3月13日にタイでの自主合宿中の落車により左肘の粉砕骨折、骨盤骨折の怪我を負ってから、治療、リハビリに専念してきた新城幸也選手。

復帰レースとしてスロベニアで開催されるツール・ド・スロベニア(2-HC)に出場する。6月19日から開催される5日間のステージレースだ。

また、23日までツール・ド・スロベニアを走った後、6月27日に富士スピードウェイで開催される全日本選手権個人タイムトライアル、30日の全日本選手権ロードレースにも出場するとのこと。

「とにかく今は練習できることが嬉しい」

以下、新城選手のコメント。

「チームからレースに出れるかと言われ、コンディショニングが間に合えばツール・ド・スイスに出場という可能性もありましたが、復帰レースにしてはきつすぎるという判断で、同じ週の週末に開催されるスロベニアへの出場が決まりました。

そして、2013年以来の全日本選手権は、やはり来年の東京オリンピックのためにとても大事ですし、チームからも出場の許可が出たので、走ることを決めました。

正直、今の状態では、マイナスの状態からどこまで戻っているか?という状態でどこまで戦えるかはわかりませんが、まずは自分を信じてレースを組んでくれたチームのオーダーに堪えられるように、急ピッチで乗り込み中です。

とにかく今は練習できることも嬉しいですし、レースを走るのが楽しみです」

新城はタイ合宿から9日に帰国し、12日~渡仏予定となっている。

Text:Miwa IIJIMA
TEAM ユキヤ通信 2019 №12』
04 June 2019 at Thailand