今年3月13日、タイで合宿中に負傷したバーレーン・メリダの新城幸也選手。治療・リハビリに専念していたが、負傷から2ヶ月経った5月15日、外での実走を行うことが出来た。

【速報】新城幸也タイ合宿中に落車、左ひじと大腿骨を骨折か/TEAM ユキヤ通信

左骨盤は「完治に近い状況」

3月13日にタイでの自主合宿中の落車により左肘の粉砕骨折、骨盤骨折の怪我を負ってから、治療、リハビリに専念してきたが、15日に落車以来初めて、外での実走を行うことが出来た。

5月10日、JISS(国立科学スポーツセンター)で行った最新の診察によると、左骨盤は7割から8割の仮骨が確認され、「完治に近い状況」とのこと。一方手術した左肘は「まだ仮骨が完全ではない」との診断結果だった。

新城選手は5月7日からエリート・インタラクティブ・トレーナーでの室内トレーニングを開始しており、JISSでの診断結果を踏まえ担当ドクターと相談し、外での実走が出来ると判断。14日~16日まで軽井沢での復帰合宿を行い、落車以来はじめて外でマシンにまたがりペダルの感触を確かめた。

「やっと先が見えました」

以下、新城選手のコメント。

「2ヵ月ぶりです……。今回は長かったです。プロになってこんなに長く自転車に乗れなかったのは、初めてですから。

でも、やっと先が見えました。何より『また自転車に乗ることが出来て良かった』という気持ちが大きいです。まだまだ、スタート地点に立ったというところで、復帰レースの話が出来るレベルではありませんが……。これからやるべきことはわかっていますので、レース復帰を目指し走り込むのみです。

また、今回もたくさんの皆さんに支えていただき、ここまで回復することが出来ました。本当にありがとうございます。レースで走る姿を見ていただけるように頑張ります!!」

Text:Miwa IIJIMA
『TEAM ユキヤ通信 2019 №11』
16 May at Japan
ーHe is backー