ワールドツアー再開は8月から

2020年5月5日、UCI(国際自転車競技連合)が新型コロナウイルスの影響によりキャンセルが相次いだ2020年シーズンの改訂版ロードレースカレンダー(ワールドツアー)を発表した。

例年3月上旬開催の「ストラーデ・ビアンケ(イタリア)」から男女共にワールドツアーレースが再開される予定となった。シーズン閉幕の11月までに開催予定の大会は、男子25大会・女子18大会。かなりタイトなスケジュールとなっている。

なお今回発表されたレーススケジュールも、新型コロナウイルスの感染状況によっては再びスケジュールが変更される事もあるとの事。

男子はチーム内のセレクションに注目

8月1日開催の「ストラーデ・ビアンケ(イタリア)」からワールドツアーレースが再開。以降、レースが並行して開催される事から、出場選手も”ステージレース組”と”クラシックレース組”に分かれる事が予想される。

8月29日開幕予定の『ツール・ド・フランス2020(以下ツール)』までに開催されるステージレースは2大会のみ。ツール閉幕後すぐに『ロードレース世界選手権2020』が予定されている。

10月からは『ジロ・デ・イタリア2020(以下ジロ)』が開催。と同時に、5大モニュメントの1つ、「リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)」を皮切りにクラシックレースの連戦が始まる。

また、ジロの終盤に『ブエルタ・ア・エスパーニャ2020(以下ブエルタ)』が開催、同大会を持って2020年ワールドツアーシーズン終了の予定だ。

新人選手や中堅選手達にとってはビッグレース出場のチャンスも。伏兵選手の活躍など今までとは違う展開のレースとなる事が予想出来るだろう。どの選手がどのレースに出場するのかにも注目だ。

男子ワールドツアー 開催予定レース

DRAMMEN, NORWAY - JUNE 01: Ian Stannard of United Kingdom and Team INEOS / Michal Golas of Poland and Team INEOS / Vasil Kiryienka of Belarus and Team INEOS / during the 9th Tour of Norway 2019, Stage 5 a 159,7km stage from Skien to Drammen / @tourofnorway / #TourOfNorway / on June 01, 2019 in Drammen, Norway. (Photo by Luc Claessen/Getty Images)

Photo by Luc Claessen/Getty Images

日程 大会名
8/1 ストラーデ・ビアンケ(イタリア)
8/5〜9 ツール・ド・ポローニュ(ポーランド)
8/8 ミラノ〜サンレモ(イタリア)
8/12〜16 クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(フランス)
8/16 ライド・ロンドン・クラシック(イギリス)
8/25 ブリュターニュ・クラシック(フランス)
8/29〜9/20 ツール・ド・フランス(フランス)
9/7〜14 ティレーノ・アドリアティコ(イタリア)
9/11 グランプリ・シクリスト・ド・ケベック(カナダ)
9/13 グランプリ・シクリスト・モントリオール(カナダ)
9/29〜10/3 ビンクバンク・ツアー(ベルギー)
9/30 ラ・フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー)
10/3〜25 ジロ・デ・イタリア(イタリア)
10/4 リエージュ・バストーニュ・リエージュ
(ベルギー)
10/10 アムステル・ゴールドレース(オランダ)
10/11 ヘント〜ウェヴェルヘム(ベルギー)
10/14 ドワーズ・ドール・フランデーレン
(ベルギー)
10/15〜20 グリー・ツアー・オブ・グワンシー(中国)
10/18 ロンド・ファン・フランデーレン
(ベルギー)
10/20〜11/8 ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)
10/21 ドリダーフス・ブルージュ〜デパンヌ
(ベルギー)
10/25 パリ〜ルーベ(フランス)
10/20〜11/8  ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)

初の女子版パリ〜ルーベ開催も

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