現地時間4月9日、UCI(国際自転車競技連盟)が「UCI管理職の給与・手当の削減」などを決定したと発表。ジロ・デ・イタリアやパリ〜ルーベ、UCIマウンテンバイクXCO世界選手権等のビッグレースを含め650件以上のレースやイベントの中止・延期要請がUCIへ寄せられている。

UCIが6月までレース中止、ドーフィネも

中止と延期は大きな打撃

ロードレース世界選手権2019

8月までに開催が予定されていたジロ・デ・イタリアやパリ〜ルーベ、ドイツで開催が予定されていたUCIマウンテンバイクXCO世界選手権など650件以上のレースやイベントが中止・延期となっている。

UCIは中止となった大会の主催者に対し、UCIカレンダー登録料を返金するなどの措置を取っているが、これらの大会延期や中止はUCIの収入においても大打撃だ。

今後はBMXレーシング世界選手権やパラサイクリングロードレースも中止の可能性があり、2020年9月20〜27日にスイス・エーグルで開催が予定されているUCIロードレース世界選手権も、開催が確実とは言えない状況である。

世界的な経済悪化の影響ははUCIにも及んでいる。

UCIはAIOCC(ロードレースの大会主催者連合)・AIGCP(プロサイクリングチーム連合)・CPA(プロ選手連合)から成るワーキンググループを設立。状況の変化へ応じつつ、さらなる対策を講じるという。

オリンピック・パラリンピック延期の影響