アジア最大規模のロードレース、ジャパンカップ

ジャパンカップ2017 サイクルロードレースは今年で26回目を迎え、アジアでも最大級のサイクルロードレースです。

【速報】ジャパンカップ、マルコ・カノラが史上初の完全優勝、雨澤がU23&アジア最優秀選手賞

ツール・ド・フランスなどのステージレースは、遠く離れた2地点を数日かけて移動するレース。初日のゴール地点が翌日のスタート地点に、という具合に場所を移動しながらレースを進めていきます。

ジャパンカップ2017クリテリウム

©Makoto.AYANO/2017JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE

ジャパンカップ2017の初日に行われたのは「クリテリウム」。市街地を封鎖して作られた周回コースを選手たちが何周もし、同じ場所からの観戦でも楽しめるため、ロードレース初心者でも観戦をしやすいのが特徴です。

ジャパンカップ2017クリテリウム

©Makoto.AYANO/2017JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE

また、平坦なコースでレースが行われる場合が多く、高速バトルが繰り広げられるのもクリテリウムの特徴です。目の前を時速50km/h近い速さで選手が通り過ぎるその臨場感は、なかなかのもの。集団が通り過ぎる時に「ブワッ」と風圧を感じる程。

注目はアルベルト・コンタドール、リッチー・ポート選手

現役引退直後の参戦って、引退したんじゃないの?

ジャパンカップ2017クリテリウム。なんと言っても注目は、初来日となるアルベルト・コンタドール選手。

さらばエル・ピストレロ、アルベルト・コンタドール波乱の競技人生を辿る

3大ツールと呼ばれる、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアブエルタ・ア・エスパーニャの全てで優勝した、世界的に超有名で人気の高い選手です。コンタドール選手は先日に現役引退をしましたが、ジャパンカップのクリテリウムは非公式のレース。日本のファンの期待に応え、初来日しての参戦が実現したのです。

親日家のリッチー・ポート選手

Embed from Getty Images

そして、注目選手がもう一人。こちらも世界的に人気の高いリッチー・ポート選手。彼はかなりの親日家で、過去にジャパンカップで来日した際にも、日本のファンへサインや写真、握手はもちろん、メディア取材も親切に対応してくれたそう。

また、ポート選手自身は欧米人にしては身長がそこまで高くないため、私たち日本人からすると、自転車のセッティングなどを含め、近しいものを感じるというファンも多いようです。

この2人以外にも、世界の第一線で活躍する選手が数多く走るレース。そして、その選手たちの走りを目の前で観て、速さを体感できる、それがジャパンカップなのです。

別府史之選手の三連覇に期待がかかる