動く総合、激しさ増すステージ争い
第8ステージでは逃げ集団による争いから、ロードレース界で逃げ屋としても名高いトーマス・デヘント(ロット・ソウダル)が独走でステージ優勝。
The break has gone up the road and we're still 120 kilometres from the finish line, so enough time to enjoy the best pictures of yesterday's incredible win by @DeGendtThomas, which we put in one great photo album.
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— Lotto Soudal (@Lotto_Soudal) July 14, 2019
そしてメイン集団ではアラフィリップがマイヨ・ジョーヌ奪還に向けて猛威を振るった。フィニッシュまで残り12km地点、最後の3級山岳で同じく個人総合狙いのティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)と共にアタックを仕掛け、マイヨ・ジョーヌの奪還に成功。この動きによりピノも個人総合7位から3位へと一気にジャンプアップした。
フランス革命日に行われた第9ステージでは、メイン集団にとって動きは無し。
ステージ優勝争いではマイヨ・ジョーヌや各賞争いに影響の無い15人の逃げ集団が形成され、アタック合戦の末に南アフリカ王者のダリル・インピー(ミッチェルトン・スコット)がツールでのステージ初優勝を果たした。
This is how a Sunday should be spent. Lost for words. Days like this are rare. Soaking it all up. First stage win in @LeTour Thank you to everyone who has backed me and sent through so many amazing messages already @GettyImages @MitcheltonSCOTT @bikeonscott pic.twitter.com/h6W5NWdAYb
— Daryl Impey (@darylimpey) July 14, 2019
そして今大会最初の休息日前日となった第10ステージでは、今シーズンからロードレースへ転向した元シクロクロス世界王者ワウト・バン・アールト(チーム・ユンボビスマ)がエリア・ビビアーニらを振り切ってステージ優勝。チーム・ユンボビスマにとって今大会ステージ4勝目となった。
🇫🇷 #TDF2019
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) July 15, 2019
さらに、マイヨ・ジョーヌ争いでは大きな動きが起こる。集団はゴールスプリントに向け動き始めると、ジョージ・ベネット(チーム・ユンボビスマ)らの補給の合間を利用し、マイヨ・ジョーヌのアラフィリップ擁するドゥクーニンク・クイックステップが集団を分断しにかかる。また、ダン・マーティン(UAE・チームエミレーツ)もクイックステップの攻撃に加わり、ベネット、フルサング、ピノなど個人総合を争う選手たちはタイム差を大きく広げられる結果となった。
