未来のスターへ輝くのは…新人賞編
25歳以下の選手(1994年1月1日生まれ以降)の中で、個人総合トップの選手に与えられる白色のジャージ「マイヨ・ブラン」。このジャージを巡る戦いも忘れてはいけない。
今年の最有力候補は昨年新人賞2位のエガン・ベルナル(チーム・イネオス)。今年は弱冠22歳にも関わらずツール・ド・フランスのエースとして挑むため、マイヨ・ジョーヌとマイヨ・ブランが獲得出来るのかどうか、その点に世界中が注目している。
スペインの次世代スターとも噂される、エンリック・マス(ドゥクーニンク・クイックステップ)。
昨年のブエルタ・ア・エスパーニャをステージ1勝含む総合2位で終え、直近のツール前哨戦であるツール・ド・スイスでは総合9位、新人賞3位で終えている。アラフィリップのアシストとして迎える初めてのツールだが、チャンスが巡ってこれば十分に個人総合を狙える実力を秘めている。
そして2016年のツール・ド・ラヴニール覇者でフランス期待のホープ、ダビィ・ゴデュ(グルパマ・エフデジ)。チームのアシスト要員ではあるが、山岳に強く今シーズン既に2つのワールドツアーレースで新人賞を獲得しているため、ツールでの新人賞獲得の可能性も大いにある(昨年は新人賞で4位)。
夏の風物詩、ツール・ド・フランス
毎年予想を上回る展開となり、様々なドラマが生まれるツール・ド・フランス。今年の王者、そして各ジャージを得る選手は誰になるのか?