5月24日(日)〜31日(日)の8日間にわたって開催中のUCIアジアツアー、『ツアー・オブ・ジャパン』。本大会に参加する日本ナショナルチームの様子を、日本代表チームマネージャー宮崎景涼氏によるレポートでお届けする。
第2ステージ「JPF京都」
103.6km=16.8km×6周+2.8km(パレード6.6km)
2日目の25日(月)に行われた第2ステージ「JPF京都」は、普賢寺ふれあいの駅をスタートし、けいはんなプラザ周回コースを走る103.6kmのロードレース。初日と同様、岡本勝哉、梅澤幹太、島崎将男、吉田奏太、三浦一真、新藤大翔の6人がジャパンナショナルチームとして参加した。
積極的に攻めていった吉田奏太
2日目の京都ステージからいよいよ本格的なロードレースがスタート。
総合成績や山岳賞、ポイント賞などがあり、各チームのさまざまな思惑が錯綜しながら、激しい展開になることが予想された。
ジャパンナショナルチームとしては前半の逃げに乗ること、そしてできれば山岳ポイントを獲得して山岳賞ジャージに袖を通したいという気持ちで挑んだ。また、最後のスプリント勝負では岡本で上位を狙う作戦。
例年はスタート後からアタックの応酬で激しい展開になりがちだった本ステージ。
今回は、スタート直後に7人の選手が約10秒差で抜け出すも、すぐに捕まった。
そのまま激しい展開になるかと思いきや、1周目の後半でジャコモ・ガラヴァーリャ選手(スワットクラブ)が単独で抜け出し、それにジャパンナショナルチームの吉田奏太が単独で追いついて、2人での逃げが形成された。
集団はこの動きを容認。タイム差はみるみる2分近くまで広がっていく。
しかしながら吉田とジャコモ選手との力量は歴然で、先頭を引く時間もペースも少しずつ差が出てきてしまう。
3周目のKOM(=キング・オブ・ザ・マウンテン、山岳賞を獲得できるポイント地点)付近までは一緒に逃げるが、山岳ポイントを意識したジャコモ選手が加速すると、吉田は距離を空けてしまう。
その後、一旦はジャコモ選手に追いつくも、登り区間に入るとペースについていくことができず。しばらく単独で走行するも後ろから来た集団に吸収されてしまう。
その後、ジャコモ選手は最終周回まで逃げ続けるが、ペースを上げた集団に吸収される。
最後はメイン集団から4人が抜け出し、昨日のタイムトライアルでも優勝したトンマーゾ選手がスプリントを制して2連勝となった。
ジャパンナショナルチームとしての最上位は39位の島崎、前半から積極的な逃げを試みた吉田がRTA賞(日本の若手選手育成プロジェクト「Road to l’Avenir」が、国際レース等において最も活躍した日本人U23選手に授与する特別賞)を獲得。
前日から腰痛を訴えていた岡本が残念ながらリタイアとなった。
第2ステージ「JPF京都」リザルト
| 順位 | 名前 | 所属 | タイム |
| 1位 | トンマーゾ・ダーティ | TEAM UKYO | 2:39:06 |
| 2位 | ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル | VC福岡 | 2:39:06 |
| 3位 | フェデリコ・イアコモーニ | TEAM UKYO | 2:39:06 |
| 39位 | 島崎将男 | 日本ナショナルチーム | 2:40:24 |
| 51位 | 梅澤幹太 | 日本ナショナルチーム | 2:42:46 |
| 67位 | 三浦一真 | 日本ナショナルチーム | 2:47:00 |
| 73位 | 新藤大翔 | 日本ナショナルチーム | 2:47:00 |
| 85位 | 吉田奏太 | 日本ナショナルチーム | 2:51:45 |
| DNF | 岡本勝哉 | 日本ナショナルチーム | DNF |
宮崎マネージャーのコメント「果敢な挑戦がチームの士気を高めた」
吉田の1周目からの逃げは、とても良い走りだったと思います。
全8ステージのステージレースに初参戦で、前半戦から逃げを試みるのはフィジカルはもちろん、とてつもない勇気が必要になること。18歳の吉田がそこにトライしたことはとても素晴らしいことだと思います。
結果的には集団から遅れてしまいましたが、チームのプランを理解して挑戦し、逃げにも乗れたのは、彼にとっても素晴らしい経験になったと思いますし、他メンバーへの強い刺激になったと思います。
「次は俺がやってやる!」という雰囲気を作り出し、チーム内の士気を高めてくれました。
次も厳しいレース展開が予想されますが、引き続きご声援のほど何卒よろしくお願いいたします。









