多岐にわたる自転車競技それぞれの世界No.1を決めるべく、UCI(国際自転車連合)は年に1度「UCI世界選手権」を開催している。
世界No.1の証である「アルカンシェル(レインボージャージ)」獲得を目指し、世界各国からトップ選手が国を背負い出場する最高峰の大会だ。
世界選手権はチェック必須!
自転車競技を知るうえでは欠かせないUCI世界選手権。
本記事では、2026年に実施されるUCI世界選手権の日程をお届けする。
近年ではテレビやYouTubeなどで日本から視聴可能な世界選手権も増えている。それぞれの世界No.1を見届け、バラエティ豊かな自転車競技の魅力を発見してほしい。
2026年 UCI世界選手権(エリート)日程
| 開催月 | 日程 | 自転車競技 | 開催地 |
| 1月 2月 |
1月30日〜2月1日 | シクロクロス | フルスト(オランダ) |
| 2月7日 | スノーバイク | シャテル(フランス) | |
| 4月 | 4月18日 | マウンテンバイク(XCE) | バルセロナ(スペイン) |
| 7月 | 7月18日 | BMXレーシング | ブリスベン(オーストラリア) |
| 8月 | 8月26日〜30日 | マウンテンバイク (XCO/XCR/XCC/E-MTB/DHI) |
ヴァル・ディ・ソーレ(イタリア) |
| 9月 | 9月12日 | マウンテンバイク(XCM) | サン・マルティーノ・ディ・カストロッツァ(イタリア) |
| 9月20日〜27日 | ロード | モントリオール(カナダ) | |
| 10月 | 10月10日〜11日 | グラベル | ナナップ(オーストラリア) |
| 10月14日〜18日 | トラック | 上海(中国) | |
| 10月16日〜18日 | インドアサイクリング | ダービー(イギリス) | |
| 11月 | 11月3日〜11月7日 | アーバンサクリング (BMXフリースタイル / トライアル) |
リヤド(サウジアラビア) |
参照:UCIカレンダー
※エリートカテゴリーの世界選手権が対象。
※UCIカレンダー 2026年1月31日更新分 参照。パンプトラック等の日程・開催地は未掲載。
シクロクロス
開催日程:1月30日〜2月1日
開催地:フルスト(オランダ)
UCI世界選手権のトップバッターは、冬の自転車競技シクロクロス。1周2.5〜3.5kmほどの舗装・未舗装が入り混じるコースで実施される周回レース。
時には自転車を担いで走ったり、自転車に乗りながら障害物をジャンプして飛び越えるなど、他競技ではあまりない“珍場面”も見どころの1つ。
自身8度目の優勝を狙うマチュー・ファンデルプール(オランダ)ら、他競技で活躍するスター選手も出場する。
スノーバイク世界選手権
開催日程:2月7日
開催地:シャテル(フランス)
2024年に初開催を迎え、2026年大会で3度目の開催となるスノーバイクの世界選手権。
スノーバイク(Snow Bike)とは、その名の通り雪の上を走り、タイムや着順を競う自転車競技。
冬季オリンピックのアルペンスキーのように、マウンテンバイクで高速スラロームを繰り返し、雪の激坂を急降下していく新たなウィンタースポーツだ。
種目説目など詳しくは、初開催に向けた過去記事をご覧いただきたい。
マウンテンバイク(XCE)
開催日程:4月18日
開催地:バルセロナ(スペイン)
マウンテンバイク クロスカントリー・エリミネーター(XCE)の世界選手権。
「除外」を意味する「Eliminator(エリミネーター)」。500m〜1kmの短いコースを4人で一斉に走り着順を競う。4人のうち下位2人は除外されていき、上位2人が決勝へ駒をすすめていくサバイバルトーナメント方式だ。
競走距離が短く障害物が設置された幅の狭いコースを、4台のマウンテンバイクがわずかな間をせめぎ合いロケットのように走り去っていく。
BMXレーシング
開催日程:7月18日
開催地:ブリスベン(オーストラリア)
オリンピック種目でもあるBMXレーシング。
スタートダッシュやスプリント力など、通ずるものが多いことからトラック競技や競輪選手のなかにもBMXレーシング出身の選手は多い。
U23カテゴリーでは、世界選手権でのメダル獲得も経験している日本。エリートカテゴリーでのメダルを狙う。
なお、2026年9月から愛知で開幕する『第20回アジア競技大会』でもBMXレーシングは実施種目となっており、名古屋競輪場の隣に新設されたコースにて開催される。
マウンテンバイク
(XCO/XCR/XCC/E-MTB/DHI)
開催日程:8月26日〜30日
開催地:ヴァル・ディ・ソーレ(イタリア)
マウンテンバイク5競技*の世界選手権を1度に開催する合同大会。
さまざまなマウンテンバイクの魅力に触れる機会としても絶好のチャンスになるだろう。
なお、唯一のオリンピック種目であるのはXCOには、トム・ピドコックやマチュー・ファンデルプールなど、男子ロードのスター選手らも過去に出場している。
| 略称 | 日本語標記 | UCI英語表記 |
| XCO | クロスカントリー・オリンピック | Cross-country Olympic |
| XCR | クロスカントリー・チーム・リレー | Cross-country team relay |
| XCC | クロスカントリー・ショートサーキット* | Cross-country short track |
| E-MTBXC | E-マウンテンバイク・クロスカントリー | E-MTB Cross-country |
| DHI | ダウンヒル・インディヴィデュアル | Downhill individual |
参照;UCI Regulations Part 9 World Championships 9.2.030(JCF Edition 2025)
マウンテンバイク(XCM)
開催日程:9月12日
開催地:サン・マルティーノ・ディ・カストロッツァ(イタリア)
マウンテンバイクの世界選手権のなかでは、走行距離が最も長いXCM(クロスカントリー・マラソン)。
テクニックに加え、登坂力や持久力、さらには補給戦略などが鍵を握るマウンテンバイクレースだ。
ロード
開催日程:9月20日〜27日
開催地:モントリオール(カナダ)
トラック競技の中長距離選手も多く出場するロードの世界選手権。
翌月のトラック世界選手権に向けても、世界の強豪選手の調子をチェックできる要注目のレースだ。
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トラック
開催日程:10月14日〜18日
開催地:上海(中国)
佐藤水菜が2年連続でアルカンシェルを獲得したほか、窪木一茂もオムニアムで銀メダルを手にするなど、2025年大会も日本チームが活躍。
今年は、2028年のロサンゼルスオリンピックに向けたポイント獲得レースの幕開けという重要な意味を持つ。
開催地は、中国・上海。時差も1時間と生観戦もできそうだ。
本大会までに、国内外で様々な大会へ出場していく日本チーム。世界とともに進化し続ける日本チームの走りを応援いただきたい。
インドアサイクリング
開催日程:10月16日〜10月18日
開催地:ダービー(イギリス)
サイクルサッカーとサイクルフィギュアの2競技の総称であるインドアサイクリング。
サイクルサッカー(Cycle-Ball)は文字通り自転車に乗ってサッカーをする競技。
サイクルフィギュア(Artistic Cycle)は、フィギュアスケートのように自転車に乗って“舞”を披露し、その採点得点を競う競技だ。
なお、サイクルサッカーの2026ワールドカップの第1戦は日本の神戸が開催地に選ばれている(2月22日)。
アーバンサイクリング(BMXフリースタイル / トライアル)
開催日程:11月3日〜11月7日
開催地:リヤド(サウジアラビア)
“都市に根付いた自転車競技”の世界選手権を、同時に開催する複合大会『UCIアーバンサイクリング世界選手権』。
2026年大会は、下記3競技の世界選手権が合同で開催される。
| BMXフリースタイル・パーク |
| BMXフリースタイル・フラットランド |
| トライアル |
どれもスピードや着順を競うレース種目ではなく、テクニックや芸術点を競う自転車競技。特にBMXフリースタイル・フラットランドでは、2022年大会からアルカンシェルを連続で獲得中の日本。2026年の活躍にも期待したい。
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