レポートはレースへ戻ります
レースの中盤、4周目に入ると小林あか里が単独で先行していく。そして小林がハイペースを刻みながら走っていくと、後続とのタイム差がどんどん広がっていく展開となった。
残り2周で小林が単独で逃げていき、追走には石井嘉子(honeyB BIKEBAJU)、河田朱里(Infinity style)、阿部花梨(イナーメ信濃山形)の3人、第2追走集団が山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)と石田唯(TRKWorks)、それより後ろはバラバラとなってレースは最終盤へ。

追走の3人

追走の3人の更に後ろ、石田と山下が前を追う
しかし最後まで追走を寄せ付けずに強さを見せた小林がそのまま逃げ切って優勝。後続を完全に置き去りにして、自身初となる日本タイトルを獲得した。2位は追走集団での争いを制した河田、3位に石井。
そして全体の5位ではあったが、U23カテゴリーではトップとなった山下が表彰を受ける最終結果となった。
水谷と岡本は完走したかに見えたが、FAD(時間切れ)となり順位は付かず。

全日本ロード初タイトルを獲得
出走34人中、完走は10人というサバイバルレースとなった。
優勝した小林のフィニッシュ後の最初の言葉は「暑かったーーーーー!!!!!」。その後に水を浴びる姿が過酷さを物語っていた。

倒れこむ小林…よく考えたらアスファルトの方が熱いのかもしれないが……

冷却必須なレース後の様子
優勝 小林あか里選手 表彰台インタビュー
Q:昨年のシクロクロス全日本ではロードで戦うと語っていましたが、見事にロードでのナショナルタイトル獲得となりました。今の気持ちは?
本当にこのタイトルを取りたくて、ここに向けて今年の始めからずっと準備をしてきました。オランダにいましたが、ワールドツアーの選手たちに揉まれながら、力をつけてきて、今回は自信をもってスタートして、この順位になれたのでとても嬉しいです。
Q:応援してくれた方々へ一言お願いします。
本当に暑い中、たくさんの応援ありがとうございました。ここからもっと強くなれるように頑張っていきますので、引き続き応援お願いします。
2位:河田朱里選手 表彰台インタビュー
開始200mでチェーンが落ちてしまい、集団が先に行ってしまった時は「私の全日本は終わった」と思いましたが、何とか復帰してこの順位までこれたので、本当に嬉しいです。たくさん応援いただいてありがとうございました。
3位:石井嘉子選手 表彰台インタビュー
すごくきつかったので、この順位で終われて良かったです。声援が聞こえていました。ありがとうございました。
U23カテゴリー優勝 山下歩希選手 表彰台インタビュー
Q:おめでとうございます。今の気持ちは?
めちゃくちゃ辛いコースでしたが、ちゃんと補給と氷を毎周取れたので、走れたと思います。
Q:今後の目標は?
まだまだなんでもっと強くなりたいです。暑い中、本日は応援して下さってありがとうごいます。