激坂仕様のギアで勝負!?
Q:今の調子はどうでしょう?
イタリアで2レースを走ってからこの世界選手権へ来たんですけど、最初のジロ・デ・トスカーナでは今までで一番いいコンディションで臨めていました。特に、今年目標にしていたイタリアの山岳レースでポイント取るという実績も作れたので、かなり調子はいい方だと思います。
Q:噂で“激坂仕様”のギアセッティングを用意していると聞きました
そんな話があるんですか(笑)。でも、最後の上りでは軽いギアが必要になってくると思うんですけど、そこだけに合わせてしまうと6周する周回コースでは少し軽すぎてしまう。なので、もう少しメカニックと話を詰めて、どういうギア選択が一番いいのかっていうのを考えていきたいと思います。
アシストに徹するか、エースに徹するかで、そこの判断はすごくシンプルになってくるかと思いますね。アシストの選手であれば、最後の激坂を先頭で上る必要はない。エースを上り口までに前へ連れていければいいので、激坂を速く走るための仕様にしておく必要がないです。
そういうアシストの選手たちは、最初の上りで他の選手を苦しめられるような動きをできるようなギア選択をしてくるのかなとは思います。
Q:中根選手から見て、このコースに向いている選手は誰でしょう?
イタリアはかなり強力だと思います。イタリアとかミハウ・クフィアトコフスキー(ポーランド)とか、グランツールでトップクライマーと呼ばれる選手たちにはかなり有利なコースなのかなと思います。
Photo & Text : Mizuki Ida