浅田顕監督に聞く!世界選手権ロードレース男子エリート展望

ロード日本ナショナルチーム監督の浅田顕

自転車ロードレースのファンなら誰もが期待する、年に一度の大会、世界選手権。今年はオーストリアの西部にある都市、インスブルックで開催されるが、「きーーーーーっつい!」と言われる山岳コースレイアウトだというのは耳に入っているだろうか?

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昨年、前人未踏の同大会3連覇を果たしたペテル・サガン(スロバキア)が今年もやはり有力な優勝候補なのか?それとも、他の選手が山岳コースを制して“STOP SAGAN”を果たすのか?日本ナショナルチームの浅田顕監督に突撃インタビューを試みた!

「上りがキツくて、平坦も忙しい、水も飲めない!?」

Q:浅田監督、突然ですが、世界が注目する男子エリートロードレースについて詳しく聞かせて下さい

はい、どうぞ。

Q:まずは全体のコースレイアウトを見て、どのように感じますか?

このライン区間、そしてサーキットは最後の上りを除いて全部下見をしてきました。

ライン区間の上りはキツいですが、そんなに爆発的な上りではないんです。周りは「キツいキツい」と言いますが・・・周回コースは上りの長さが7km位で、ここもコントロールされているような展開だったら、サガンも残れるのでは?というコースです。

2018世界選手権ロードコースレイアウト

世界選手権ロード2018のコースレイアウト

ただ、最後の1周には特別な上りがあるので、何ともいえないですね。確かに上るのはキツいんですが、サガンが勝ちを狙うのであれば、残れない上りではないと思います。

サガン対策で、どこかのチームが強引にペースアップするなどが無ければ、サガンも最後まで残れるのではないかと思います。ただ、最後の1周に出てくる上りは勾配が26%以上のところもあるので、かなり厳しいとは思います。

あとは街中の周回で1カ所、とてつもなく道幅の細い区間がありまして、そこでは集団の分断が起こると思っています。対向車とすれ違うのが不可能なくらい細い道です。集団が入ってきたら2列で一杯になってしまうでしょう。そうなると、ボトルネックで“ぎゅっ”とされて、後ろの選手たちは何十秒か待つ形になります。待っているうちに先頭が前へ行ってしまって、更に細い道、一列棒状の道が続くので、そこから出るまでに後ろの選手はもう弱っているといった感じですね。

狭い道に向かって前に詰めていく展開になると思うので、平坦路も全然楽じゃないです。上りもきつくて下ったら忙しいというレースになると思うので、水を飲んでいる暇もないでしょう。

Q:サポートカーは付いて行けるんですか?

行けます。行けるのですが、その細い区間で何かトラブルがあったら、もうおしまいです。なので、コース上でホイール交換をするような用意をしないといけないですね。ですので、集団の前に出れて、かつ組織的な動きができるチームじゃないと最後までは残れないし、上りが強いだけじゃ絶対に勝てないです。

Q:人数が少ないチームだと・・・

周回コースに入ってきて、そこで痛めつけられて、処刑待ちみたいな感じになってしまいかねません(笑)。アシストがいて、1周でも多く前に送ってくれる選手がいるチームは、残る選手が休めますから楽ができるでしょう。

玄人目線だと楽しめる・・・?

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