2022年9月18日〜25日にオーストラリア・ウロンゴンで開催された『2022ロード世界選手権』。本大会の休息日である9月22日、第191回UCI会議がウロンゴンにて開かれ、2024年以降に開催される様々なUCI世界選手権の日程や開催地が決定、同日のプレスリリースにて発表された。

UCI世界選手権の開催地として、本会議で正式に選ばれた地域の1つがカナダのモントリオール。『2026ロード世界選手権』の開催地の権利を勝ち取った。そしてその同日、カナダ自転車競技連盟は、本世界選手権の招致に関する情報をプレスリリースとして公開。本プレスリリースには、「300億円以上の経済効果*」など、興味深い情報が含まれていたため今回ご紹介する。

※プレスリリースではドル表記。本記事では、日本銀行による2022年9月22日の為替、ドル/円の中心相場「144.45」を参照。(日本銀行

モントリオールで52年ぶりの開催

カナダ・モントリオールがロード世界選手権の開催地となるのは、今回で2回目。モントリオールは1974年に、ヨーロッパ諸国以外では初となるロード世界選手権を開催している。エディー・メルクス(男子)、ジュネヴィーブ・ガンビロン(女子)が世界チャンピオンに輝いた1974大会から、52年ぶりの開催となる。

『2026ロード世界選手権』は2026年9月20日〜27日に開催。その翌週にはパン・アメリカ大陸唯一のUCIワールドツアー(ロード)である2大会、「GPケベック」と「GPモンレアル」*が連続して開催される。

カナダ自転車競技連盟は「ビッグレースが連続して行われるこの期間は『サイクイング1色の3週間』になるだろう」と意気込んでいる。

なお本大会は「1976年モントリオールオリンピックの50周年経過を祝う大会」の側面もあるそうだ。

※「GPケベック」は正式には『グランプリ・シクリスト・ド・ケベック』。「GPモンレアル」は正式には『グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル』

数字で見る『2026ロード世界選手権』

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