UCIが主催する各自転車競技の世界選手権で、優勝した選手のみが着用することができる「世界選手権者ジャージ」。

通称、「アルカンシェル 」や「レインボージャージ」と呼ばれる白地に5色線が入ったジャージだ。

ではこのアルカンシェルは、誰が作っているのだろうか。本記事では、UCIと長年パートナー契約を結んでいるSantini社について簡単にご紹介していく。

「マイヨ・アルカンシェル」って何?誰がいつ着れる? その制度を紹介/UCI世界選手権

UCI公式パートナーとして35年以上の歴史

UCI世界選手権にてチャンピオンにアルカンシェルが贈呈されるようになったのは、約100年前の1927年のこと。

SantiniがUCIとパートナー契約を初めて結んだのは1988年。それから途切れることなく、ロードやトラック、MTBやパラサイクリングなど、UCI世界選手権で優勝した選手たちのためにアルカンシェルをデザインし、製造を行ってきた。

2020年には契約延長として2021年〜2024年のパートナー契約を結んだUCIとSantini。この際のリリースでは、2021年より環境に配慮した新アルカンシェルを世界チャンピオンたちに贈呈していくことも発表した。

UCI会長のダビデ・ラパルティアン氏は以下のようにコメントしている。

「歴史的なパートナーであるSantini社との関係を継続していくことができ、とても喜ばしく思います。また、環境にやさしい新たなジャージを導入・開発していく同社の試みに関しても称賛致します。

環境に良い自転車(競技)のあり方を促進していくことは、UCIの重要な理念の1つです。UCI世界選手権者ジャージは優秀な選手の証であることに加え、UCIによる持続可能な開発への献身的な姿勢も象徴していくシンボルとなります」

UCIリリース(2020年9月26日)

参照:Satnini「ABOUT SANTINI」 , Santini「THE ICON OF THE PODIUMS」

「マイヨ・アルカンシェル」とは?100年近い歴史を紐解こう/UCI世界選手権

Santini社の歴史

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