3月1日、UCI(国際自転車競技連合)はウクライナに対するロシア・ベラルーシ政府による行為を「侵略行為であり『Olympic Truce(オリンピック休戦)』の誓いに反するもの」と非難。ロシア・ベラルーシ両国の国内自転車競技連盟および、両国の国籍を持つチームなどに対し厳しい措置を施行した。

自転車競技でもロシア・ベラルーシに特別措置、ウクライナ自転車競技連盟には支援を/IOCの発表受けUCIも決断

本措置の施行対象となったチームのひとつである、ロシア国籍の元UCIプロチーム(ロード)「Gazprom – RusVelo(ガスプロム・ルスヴェロ)」。本チームは3月28日、「Professinal Cycling Team」と名称を変更し、公式Twitterアカウントにて、新たなスポンサーを募りつつ、大会復帰などに向けて活動していくことを発表した。

本記事では、本チームの公式SNSアカウントによる投稿を元にその活動をお伝えしていく。

特別措置の要点をおさらい

「Gazprom – RusVelo」改め「Professinal Cycling Team」の声明を見る前に、UCIによる特別措置の要点をおさらいしよう。

・ロシアもしくはベラルーシを国籍とするUCIチームから、その地位を取り下げ、当2カ国によるUCIチームへの申請も認めないものとする。

・ロシア・ベラルーシに関連したエンブレム・名称・略称・旗・歌などの使用を、UCIカレンダーに登録された全ての大会で禁止する。従って、当2カ国の国内チャンピオンジャージの使用も禁止する。

・UCIカレンダーに登録された全ての大会の主催者に対し、地域チームや混合チームを含め、ロシア・ベラルーシのチームの招待を禁ずる。

3月28日、5件のツイートを投稿

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