次世代パラサイクリングアスリートの育成・強化の一環として、「パラサイクリング次世代選手発掘プロジェクト」の募集がスタートした。
パラサイクリング次世代選手発掘プロジェクトとは
2028年ロサンゼルスパラリンピックや2032年ブリスベンパラリンピックに向けた選手を発掘するため、パラサイクリング連盟が行うプロジェクト。2025年3月よりスタートし、今回で2回目の開催となる。
ナショナルチームの活動拠点にもなっている伊豆ベロドロームを舞台に、体力測定会や競技用自転車の走行会、簡易クラス分けなどを実施。次世代アスリートとして選考された選手は、育成選手として合宿への参加や、パラサイクリング競技の基礎トレーニングを習得できる。
他競技から参加するアスリートも
2025年3月に行われた第1回発掘プロジェクトには、パラノルディックスキーやパラ陸上でも活躍する山路喬哉選手も参加。
新たな可能性を探りたいとプロジェクトに参加した結果、育成指定選手に選ばれ、8月に行われた『2025全日本選手権トラック』では、吉田唯斗選手とともにMBクラスで1位を獲得するなど、早くもマルチアスリートとしての存在感を放ちはじめている。
発掘プロジェクト募集要項
開催日程:2025年11年29日(土)〜30日(日)
場所:日本サイクルスポーツセンター(静岡県伊豆市大野1826)
参加費:5000円/2日間(1日だけの場合は3000円)
※スポーツ安全保険加入代、自転車レンタル代、施設利用料を含む。会場までの交通費、宿泊代等は自己負担。
申し込み締切:2025年11月22日(土)まで
その他詳細、申し込み方法は公式サイトをご参照ください。
世界に羽ばたくパラサイクリストに
これまで、世界で活躍するアスリートを多く輩出してきた日本のパラサイクリング界。
山路喬哉選手のように、本プロジェクトをきっかけに競技で活躍する選手が増え、日本のパラサイクリングがさらに盛り上がっていくことを期待したい。