2025年2月7日よりタイで行われる、パラサイクリングの2025ロードレースアジア選手権に、元競輪選手の田中祥隆(MH3)ら日本から4選手が出場する。

H(ハンドサイクル)クラス

選手名 所属
官野一彦 ダッソー・システムズ株式会社
田中祥隆 アイ工務店
野田昭和 アイ工務店

T(三輪自転車)クラス

選手名 所属
福井万葉 株式会社バタフライ・エフェクト

いずれの選手も男子で、それぞれ個人TT、ロードレース両方に出場予定。

H・Tクラスの選手が世界へ

特筆すべきは
Hクラス:ハンドサイクルの選手3人、
Tクラス:三輪自転車の選手1人
が派遣されること。

これまで日本のパラサイクリングはBクラス(視覚障害/2人乗りのタンデムバイクを使用)、Cクラス(四肢障害/選手ごとにカスタムされた普通の自転車を使用)の選手が世界レベルで戦ってきたが、H、Tクラスの選手は育成段階にあった。ロサンゼルスパラリンピックに向け、新たな選手たちが世界の舞台で戦いを始める。

なおHクラスで出場する田中祥隆は、練習中の事故により下半身麻痺の障害を負い、2013年に引退した元競輪選手。過去にMore CADENCE でインタビューを行っている。

【前編】競輪選手からパラサイクリストへ「プロスポーツへの憧れ」と出会いが紡いだ第2の競技人生/田中祥隆インタビュー

大会概要

大会名: Asian Road Cycling Championships 2025
日程: 2025年 2月7日(金)~2025年 2月16日(日)
派遣期間: 2025年2月3日(月)~2025年 2月10日(日)
場 所: ピサヌローク・タイ

同時に、ロードアジア選手権も行われる。

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