オランダ、最強の布陣
2021年6月、オランダ自転車競技連盟は、東京オリンピックトラック競技オランダ代表選手を発表。
トラック競技オランダ代表選手は男子6人、女子4人の計10人。現男子チームスプリント世界王者メンバーや、男子短距離種目3冠の世界王者ハリー・ラブレイセン、女子中長距離種目で長年に渡りトップに君臨し続けたキルステン・ウィルトなど。短中長距離種目のすべてにおいてトップレベルの選手を揃った、金メダル有力国だ。
Nederlandse startplekken baanonderdelen Olympische Spelen zijn ingevuld https://t.co/oICxYnRtc1
— KNWU (@KNWU) June 17, 2021
厚すぎる選手層
そんな金メダル有力国は、もちろん選手層も厚い。
男子短距離は世界選手権短距離3冠のラブレイセンを筆頭に、現世界王者&世界記録メンバーの男子チームスプリントで”4人体制”で挑む。
※4人体制がどれだけ凄いかは以下記事をご覧ください。
今回のトラックオランダ代表の中で、唯一世界選手権優勝歴が無いのが女子短距離。とはいえロリーヌ・ファンリーセンは女子短距離界のトップ選手の1人。スピードスケートのオリンピックメダリストであり、自転車競技へ転向後も国内タイトル獲得やワールドカップ優勝、リオ・デ・ジャネイロオリンピック出場に、日本の短期登録制度への選出など、多くの実績を誇る。
男子中長距離種目では、2020世界選手権オムニアム銀メダルのヤン・ウィリアム・ファンシップに注目。世界選手権・ヨーロッパ選手権・ワールドカップとゲーム種目で常にメダル争いに参加してきた。
そして女子では、大ベテランのキルステン・ウィルトが3度目のオリンピック代表に。過去2大会ではメダルを獲得出来なかったものの、ここ数年の国際大会では圧倒的な強さを見せてきた。現女子スクラッチ、及びマディソン世界チャンピオンであり、マディソンにはエイミー・ピータースと共に挑む。