2021年6月10日、アメリカ自転車競技連盟が2020東京オリンピック自転車競技代表選手団を発表した。

昨年6月に発表された候補選手たちの中から代表選手が選出。本記事では、トラック競技の代表選手を中心にご紹介していく。

ダイガートがロード・トラック兼任、ホロウェイは落選

トラック競技では8人が選出(短距離:1人、中長距離:7人)。

女子中長距離では、前大会のリオデジャネイロ・オリンピックの女子チームパシュートで銀メダルを獲得したクロエ・ダイガートとジェニファー・バレンテに加え、2020トラック世界選手権での同種目優勝メンバーであるエマ・ホワイト、リリー・ウィリアムズの4人が揃う。メダル獲得有力チームと言えるだろう。

またダイガートは、ロードレース代表としても選出。2019年個人タイムトライアル世界選手権では優勝の実績があり、女子選手の中でもトップクラスの実力を誇る。

一方、男子はエイドリアン・ヘジバリーとゲイビン・フーバーが選出。ロードレースからトラックに転向し、東京オリンピック出場を目指していたダニエル・ホロウェイは落選の結果となった。

Daniel HOLLOWAY ダニエル・ホロウェイ Point Race / Men's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand, Daniel HOLLOWAY ダニエル・ホロウェイ

アメリカ唯一の短距離代表は、短期登録選手としてガールズケイリンでの来日経験もあるマダリン・ゴドビー。自身初のオリンピックに挑む。

Qualifying / Women's Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP II, Glasgow, Great Britain, Madalyn GODBY マダリン・ゴドビー

アメリカ スプリント界の開拓者を目指し/マダリン・ゴドビー インタビュー

27人のアスリートがオリンピック代表に選出

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