アメリカ

ニューヨーク州やカリフォルニア州などの大都市で感染が広まり、外出禁止令が発表されているアメリカ。しかし地域によって感染リスクも異なるため、外出に関する詳しいルールは州が発表している判断による。

アメリカ自転車競技連盟は、医療の専門家からの助言を元にウイルス感染の注意を喚起しており、「なるべく人の少ない単独の場所を走る」「免疫力を高める為に30〜60分程度の軽い運動に留めておく」などの指示を出している。

BMXレーシングアメリカ代表のマッケンジー・ゲイハートは、少し変わった工夫を凝らし、室内でのトレーニングに励んでいる。

オーストラリア

複数人での集会は家主を除いて最大2人まで。不要不急の外出は避けるよう政府から発表されている。オーストラリア自転車競技連盟が発表した見解によると、家主を除いて1人とのみ走る事が許可されている。

しかし、州によって対応が変わる事からも各州が発表したガイドラインを読みつつ、単独もしくは室内でのトレーニングを推奨している。

オーストラリア籍のUCIワールドツアーチーム「ミッチェルトン・スコット」はチームが主体となり、ZWIFTのグループトレーニングを主催。プロ達のトレーニングに混ざる事が可能だ。

ニュージーランド

3月25日に政府が国家非常事態宣言を発表。原則として自宅から外出しないよう義務付けられており、屋外の運動は単独での運動のみ許されている。

ニュージランド自転車競技連盟が発表した「屋外でのサイクリング」に関するガイドラインでは、以下の事項を守るよう要請している。

  • 可能であればなるべく屋内で自転車に乗る
  • 屋外を走る場合は単独・もしくは家族の同居人のみと走る
  • 長距離のサイクリングは行わず、なるべく近所を走る
  • 屋外ではなるべく建造物に触らない
  • 公共のトイレを使わない

必ず終わりは来る

Final / Men's Sprint / 2020 Track Cycling World Championships, Harrie Lavreysen ハリー・ラブレイセン, Jeffrey Hoogland ジェフリー・ホーフラント

プロ選手や各国競技連盟、企業などが協力してこの暗い世の中を何とか明るくしようと社会が動き始めている。

いつかはこの新型コロナウイルスによる影響も終わりが来るだろう。事態が終息するまでは辛抱強く自宅に留まり、また選手たちの勇姿を観れる日を願うばかりだ。

#CyclingUnited