イギリス

3月29日に新たにイギリス政府から発表されたリリースによると「食料を買いに行く為、もしくは医薬品購入などの健康上の理由を除き、在宅で仕事が出来ない職種の者以外は原則外出禁止」となっている。しかし、単独もしくは家族との屋外での運動は認められている。

イギリス自転車競技連盟からのプレスリリースによると「もし単独で走る場合は自分のレベルに見合った強度で、家の近所や走り慣れたコースのみ走るように」と要請している。

2018年ツール・ド・フランス覇者のゲラント・トーマスはオンラインで仮想レースが行なえるZWIFT(ズイフト)中。トーマスのSNSの投稿には彼が走るZWIFT上で走る時間帯が記載されており、バーチャルながらも世界のトッププロと走る事でファンも勇気づけられるだろう。

ロードレース・マウンテンバイク・シクロクロスとマルチな分野で活躍するトム・ピドコックは、外出が出来ないファン達を元気づける為にジャージのプレゼント企画を行っている。

ドイツ

ドイツはヨーロッパ内でいち早く国境を閉鎖し、学校の休校やカフェの営業停止などの対策を行った。感染者の死亡率も低く、ウイルスのコントロールに向けて様々な対策を行っている。

不要不急の外出は自粛し、公共の場では単独、もしくは家族・同伴者1名と1.5m以上の距離を保ちながらの外出が許可されている。

現時点では、上記のルールを守った上でのスポーツ活動は許可されており、2020トラック世界選手権で女子短距離種目を総ナメしたエマ・ヒンツェも屋外でのトレーニングに励んでいる。

フランス

フランスではロックダウン(都市閉鎖)が起こっており、原則家から外出する事は出来ない。フランス政府が発表した屋外での運動に関する発表は以下の通り。

  • 自宅から半径1km以内
  • 最大1時間以内
  • 1日1回
  • 外出時刻&日付及び証明書の提示

屋外を走る事は可能だが、許可されている行動範囲は自宅から半径1km以内。フランス自転車競技連盟が発表したリリースでは屋外での練習を避け、自宅に留まるよう指示している。

フランス短距離界期待のマチルド・グロは自宅の庭でトレーニング。自転車でもウェイトトレーニングでもない方法でトレーニングに励んでいるようだ。

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