苦しい時に集まってくれる人って、本当の友達なんだな

休憩中に野村くんのお父さんが色々と教えてくれたことが、僕の胸に刺さった。

長迫吉拓

災害で汚れた息子のBMXレースウエアを運ぶ野村さん

「子育ては間違ってなかったんかなぁ」

今回、野村君の友達は合わせて15人以上も駆けつけてくれた。それが野村くんたち自身が作った人間関係。状況が良い時に集まる人よりも、苦しい時に集まってくれる人って、本当の友達なんだな、と人間味というものを実感した。

「人間1人の力って、こんなもんか・・・」

自分1人の無力さを痛感したけれど、逆に人が集まれば不可能が可能になることも肌で感じた。

やっぱり人っていう字は「誰かと誰かが支えあってできた、本当に意味のある字なんだな」って切実に思えた。

「人付き合いは少なかったけど、コミュニケーションの大切さを確認した」

お互いの無事を確認するために、いつも話さない人と話したり、協力したり、今の時代に必要な事を思った。

SNSやネットの普及のおかげで、ご近所との関わりが減ってきたから、余計そう感じる。

これが60年生きて来た人生の答えだったんかもしれん。