フランスのトラック短距離選手、フランソワ・ペルビスがリカンベントバイクで世界新記録を更新したことを、自身のSNSにて発表した。
フランソワ・ペルビスや、リカンベントバイクについては以下記事をご覧いただきたい。
リカンベントバイクの世界大会
フランソワ・ペルビスが挑んだのは、ロケットのような流線型のカバーに覆われた自転車、「リカンベントバイク」による世界最速記録。
形はとても自転車には見えないが、動力源は人力のみとなっている。
🚨Nouveau défi🚨 Battre le record du monde de vitesse en vélo couché caréné 🛸🚀 144hm/h à battre à la seule force du mollet💪🏼 Rdv sur ma page Fb pour en savoir plus! pic.twitter.com/7vBEWIulpF
— François Pervis (@FrancoisPervis) March 30, 2022
フランソワ・ペルビスが今回出場した大会の名前は「World Human Powered Speed Challenge」。その名の通り人力による世界最速を決める大会だ。
本大会は、2022年9月11日から17日にかけてアメリカ・ネバダにある「ルート305」にて開催。大会公式サイトによると、「ルート305」は路面が綺麗に整備され、真っ直ぐな直線道路が続く世界屈指の理想的な会場だそうだ。
参照:World Human Powered Speed Challenge 2022
4km部門で世界新記録を樹立
「World Human Powered Speed Challenge」に参加したフランソワ・ペルビスはまず、4km区間(2.5mile)を走行した際の最速速度を計測する部門に出走。
2022年9月16日に公開された本人のSNSの投稿によると、フランソワ・ペルビスは本チャンレンジで「時速112.47km」を叩き出し、1992年以来の新記録を樹立。
同投稿には、フランソワ・ペルビスが”駆る”リカンベントバイクが、「ルート305」を疾走する映像も公開された。とても人力で進む”自転車”には見えない程の速さであることが伺える。
🌎 112,47km/h 🚀 Record du Monde sur courte distance! (4km) Le record datait de 1992!
Mais mon objectif n’est pas là. Ce soir et demain la météo s’améliore un peu mais loin de ce qu’il faut…
On va débrancher 🧠 et se faire violence comme jamais sur les 8km pour les +145km/h💥 pic.twitter.com/05rvnLPfu9— François Pervis (@FrancoisPervis) September 16, 2022
本人コメント(投稿文から意訳)
「短距離部門(2.5mile)で時速112.47kmの世界新記録。
規定風速内にて行われた予選でのタイムです。なんと前世界記録が樹立されたのは1992年!
(私自身)初の挑戦としては、今後の計測にも大いに期待が持てる非常に良い結果ですが、この世界記録は今回の最大の目標ではありません。
(今のところ)天候は私たちの味方ではないようですが、私は(8km部門での)時速145kmの更新に向け挑戦する予定です」
本投稿にもある通りフランソワ・ペルビスが当初目標としていたのは、8km部門で時速145km以上を記録することだった。