

2021年5月16日(日)香港で行われた『TISSOT UCIネーションズカップ』第2戦の最終日、女子マディソンで梶原悠未&中村妃智のペアが金メダルを獲得。さらに鈴木奈央&古山稀絵(チーム楽天Kドリームス)のペアが3位、同ペア初のメダル獲得も成された。
なお、男子マディソンの橋本英也&今村駿介ペアも銅メダルを獲得。UCI国際大会における日本人史上初の快挙となった。
女子マディソン

大会最終日に行われた女子マディソンへ出場したのは4組8人。日本からは2チームが出場し、日本代表として梶原悠未&中村妃智、チーム楽天Kドリームスから鈴木奈央&古山稀絵となった。他のチームはベラルーシとスペイン。レースは日本代表の梶原&中村ペアが、ポイント周回前に確実に梶原をダッシュ勝負させるように交代。着々と上位でポイントを重ね、他3チームを離していく。
中盤の暫定順位はトップに日本代表、2位にベラルーシ、3位に楽天Kドリームスとなっていたが、残り60周、ちょうどレースが残り半分となるところで楽天Kドリームスがベラルーシを抜いて、日本のチームが暫定トップ+2位となる。その後も他チームを突き放していく梶原&中村の代表チームと2位争いを繰り広げる楽天Kドリームス対ベラルーシ。
しかし、残り20周を切ると楽天Kドリームスが集団から遅れていく。これをチャンスと見たのか、すかさず暫定3位のベラルーシがアタックすると、暫定4位スペインと協調しながら日本勢を突き放す。残り10周、11回目のポイント周回で1着となったベラルーシは楽天Kドリームスに1ポイント差に迫ってしまう。
残すは最終周回で得られるポイントのみとなり、前を行くベラルーシを必死に捕まえようとする楽天Kドリームスだが、追いつくことは出来ず。そのままベラルーシが1着フィニッシュでポイントを重ね、最終周回で楽天Kドリームスを逆転。銀メダルを奪った。
レース後、中村は「良い位置で梶原選手に渡すことを心掛けていました。中盤までに稼いだポイントで勝つことが出来たので良かったと思います」とコメントした。

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