静岡県・伊東温泉競輪にて2021年11月5日〜7日に実施される『ジャパンカップ×HPCJC(F1)』。本開催は、収益の一部が自転車トラック競技日本ナショナルチームの土台となる組織「HPCJC(High Performance Center of Japan Cycling)」の支援へ活かされる。
HPCJCとは日本自転車競技連盟(JCF)の下部組織であり、トラック強化指定選手のトレーニングセンターとして、世界選手権やオリンピックでメダルを獲得するためにアスリートを強化、育成する組織である。
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というわけで、今回は特派員を召喚!
ドンドコドンドコドンドコ♪・・・(召喚の太鼓)
ナショナルチームのカメラ小僧、もとい……
長迫吉拓選手!
2020東京オリンピックにはBMXレーシングの代表として出場するBMX界のトップ選手であると同時に、トラック競技でもナショナルチームに所属。2024パリオリンピックにはチームスプリントでの出場を目指している。
今回はHPCJC支援の競輪開催という事もあり、ナショナルチームかつHPCJC所属の長迫選手の目線から、ナショナルチームの選手を撮影・インタビューしていただいた。
深谷知広
最初に検車場へ現れたのは深谷知広選手。先日ナショナルチームからの引退を発表したが、長い間ナショナルチームに所属し、HPCJCのプログラムを受けてきた一人。スプリントでは世界屈指の実力を誇り、長迫選手と共にチームスプリントでワールドカップ金メダルを獲得した一人でもある。
長迫:どうも〜、More CADENCEの長迫です〜
深谷:(笑)
長迫:最近どうですか?
深谷:最近?充実してますよ。
長迫:ナショナルチームを辞めるって話聞いてなかったんで、びっくりしたんですよ。
深谷:(笑)でも正式に決まったのは、結構最近ですよ。
長迫:その話は、まあ今回はあまり触れないでおきますね!(More CADENCEで後日インタビュー予定)では、競輪選手一本へ戻り、どんな感じですか?
深谷:う〜ん、難しいことが多いですね。ナショナルチームの管理下にないのは、結構大変です。
長迫:インスタとかを見ると、静岡の競輪選手たちはみんなでメニューを組んでやってるみたいですね。今後指導者とかも考えてるんですか?
深谷:選択肢のひとつではあります。一応考えつつやっていますよ。
長迫:今回の開催の収益の一部がHPCJCの支援になるとのことで、その辺りについてのコメントをお願いします。
深谷:やっぱり日本の自転車業界は競輪がないと成り立たないのが証明されていますから。競輪が後押しできる部分と、競技が競輪を後押しできる部分が共存できればなと思います。
長迫:確かに僕もBMXをやるにあたって、競輪の事業にかなり助けられた部分がありました。では、今回の目標は?
深谷:静岡勢は競輪祭に向けて仕上げている途中です。その中でどれだけ走れるか、ですね。
長迫:僕は久しぶりに会えて嬉しいです!レース楽しみにしてます。