2021年3月1日、静岡県にある「日本競輪選手養成所」の卒業式が挙行された。卒業式は新型コロナ感染拡大防止の観点から、候補生と関係者のみで厳かに執り行われた。候補生たちは約10ヶ月間に及ぶ訓練を終え、同日付けで競輪選手として登録され、5月からのルーキーシリーズでデビューを飾る予定だ。
卒業式当日は、2日前まで行われた卒業記念レース時とは打って変わり、新たな門出へふさわしい春の陽気を感じさせる天気。梅の花も咲いていた。
式典では瀧澤正光所長による式辞、笹部俊雄JKA会長による訓辞が行われ、また卒業生を代表し近藤翔馬、山口真未の両選手候補生が答辞を述べた。
近藤翔馬「多くの期待を胸に始まった養成所生活も、思い返してみればあっという間でしたが、一生忘れられない良い毎日でした」
山口真未「約1年前、雪が残る富士を流れながら養成所に入所しました。新型コロナウイルスにより例年と異なる体制も多々ある中で、養成所関係者の皆様のご尽力により、不自由なく自転車に打ち込むことができた1年でした」
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