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中長距離からグランプリレーサーへ
競輪と親和性が高い自転車トラック競技は「スプリント」や「ケイリン」といった短距離種目。一方守澤選手は、自転車トラック競技の中長距離種目であるポイントレースや、さらに長い距離を走るロードレースで活躍した経歴を持つ。
それが短距離レースである競輪のトップ9に入ったのだから、言ってみれば「マラソン選手が短距離走で国内トップになった」ようなものだ。
中長距離選手は競輪で活躍できるか
トラック中長距離種目・オムニアムで東京オリンピックに代表内定している橋本英也選手は、現役の競輪選手でもある。
現在(2021年2月)競輪選手養成所に在所中の窪木一茂・新村穣 候補生、さらに来年度の入所が予定されている近谷涼選手など、ナショナル中長距離メンバーから競輪への挑戦が続いている。
【後編】中長距離だから出来る競輪の戦い方とは?窪木一茂/吉川美穂/新村穣3選手へ入所直前インタビュー【お元気ですかナショナルチーム】
中長距離種目の選手からグランプリレーサーにまでのし上がった守澤選手。彼の存在は今後、中長距離出身の競輪選手のマインド、ファンからの視線、若いライダー達の将来選択・・・などなど、自転車競技そして競輪界に様々な影響を与えそうだ。