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基礎から応用へ

今回のみしまジュニアスポーツアカデミー・自転車競技には、計15名が参加(第5期生13名、OB 2名)。自転車競技を安全かつ楽しく体験できる全6回のプログラムで、乗車方法やスラロームなど自転車の「基礎」から、ダッシュ練習やスプリンターレーンの走行などの「応用」を段階的に学んできた。

ブレーキの付いていない自転車に乗ることは、自転車競技におけるペダリングやバイクコントロールのスキル向上に役立つと言われている。ジュニア期(高校生レベル)よりも若い年齢で自転車の基礎的な要素を学ぶこの取り組みは、自転車の本場・ヨーロッパで主流の育成方法とも合致するものだ。

PUSHによる身体能力の測定

ストレッチやウォーミングアップを終えた後、「PUSH」と呼ばれる動作スピードの測定機を用いたジャンプテストを実施。

このテストは下肢筋群の筋力やジャンプに用いる体のバネ、体の使い方の善し悪しなどの能力を測るもの。独自の指標を元に、個々の身体能力を数値化し分析を行うことができる。

周回練習へ

いよいよバンク走行へ。実際の走行の前には、日本サイクルスポーツセンターのスタッフ達による機材の扱い方の指導や、安全確認が行われる。

ホーム側とバック側に分かれ、3〜4人のグループで周回練習を実施。

退避路→ブルーバンド→スプリンターレーン、退避路→スプリンターレーン→ステイヤーライン上の走行・・・参加者個人のレベルに配慮しながらも、徐々に難易度を上げた練習が行われた。

スタンディングスタート

周回練習でのウォーミングアップを終え、スタンディングスタートの練習へ。バンクの半周125mをスタンディングスタートで2本走行した後、フライングスタートで再びバンクを半周走行した。

スタンディングスタートは短距離やパシュート種目、フライングスタートは200mタイムトライアルなどの基礎とも言える。参加者たちは実際のタイム系種目に通ずる、実践的な練習を実施した。

500mタイムトライアル

最後に行われたのは「500mタイムトライアル」。実際のレースでも使用されるタイム計測機を使用し、タイム測定を実施。

全6回に及ぶプログラムのまとめ的な位置付けであると同時に、記録が数値(タイム)として現れるため、自身の実力・能力の客観的な評価を知ることが出来る。

檄を飛ばす元オリンピックトラック種目日本代表の飯島誠氏

発掘から育成へ

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