ゴールデンキャップだけで早期卒業はできない
2019年度5月に改正された規則で「本養成所は教育計画に定める記録会のうち、入所直後期または中間期に実施する記録会において、ゴールデンキャップを獲得した者を早期卒業候補者に選定する」と定められた。
ゴールデンキャップを獲得し早期卒業候補者となった場合、養成所が定める要件を満たし、12月実施の「早期卒業候補者向け競輪選手資格検定」に合格すれば早期卒業となる。
つまり、ゴールデンキャップを獲得すれば早期卒業が決定するわけではないということ。事実、117・118回生でのゴールデンキャップ獲得は5人だったが、早期卒業となったのは2人だった。
117回生早期卒業の寺崎浩平・菊池岳仁はともにトラックナショナルチームにも所属しており、競輪だけでなく競技にも意欲を見せている。
2人は12月に一足先に卒業し、1月からプロ競輪選手としてデビュー。両者ともデビュー早々から力強い走りを見せ、特に寺崎はデビューから全て1着の18連勝で3月25日にS級特別昇級となった。